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南北海道は駒苫、さあV3挑戦/高校野球

駒大苫小牧・田中(右)は優勝の瞬間、笑顔で小林捕手のもとへ駆け出す
駒大苫小牧・田中(右)は優勝の瞬間、笑顔で小林捕手のもとへ駆け出す

◇25日=札幌円山◇決勝◇試合開始13時02分◇試合終了15時34分◇観衆2万4000人

札幌光星 
駒大苫小牧11
(札)柳原-広瀬
(駒)田中-小林
【本】鷲谷2、三木(駒)太田(札)

【戦評】
 駒大苫小牧が南北海道初の4連覇を達成し、夏の甲子園3連覇へ第1関門を突破した。打線が毎回の18安打と爆発。1回に中沢の適時打で先制し、3、5回に鷲谷の2打席連続本塁打、6回には三木にも今大会2本目の1発が飛び出すなど、終始小刻みに得点を重ねた。田中は9安打を浴びながらも要所を締め、毎回となる16奪三振で完投。札幌光星は太田の本塁打の1点にとどまったが、最後まで食らいついた。

 ◆駒大苫小牧 1964年(昭和39)創立の私立校で、全校生徒数は911人(うち女子393人)。国公立大学進学、進学、総合、文化、体育の5コース。野球部は創立と同時に創部され、春夏計7回甲子園出場。初勝利を挙げた04年夏、大会史上最高チーム打率4割4分8厘をマークし北海道勢初優勝。昨夏は堅守で57年ぶり連覇の偉業を成し遂げた。現在部員数105人。アイスホッケー、スピードスケート部も全国トップレベルで、主な卒業生にスケート、自転車で7大会連続五輪出場の橋本聖子・参院議員らがいる。所在地は苫小牧市美園町1の9の3。小玉章紀校長。

【熱戦マイク】
<駒大苫小牧>
○田中主将(高校通算28勝目)「あまり調子が良くなくて苦しかった。春に悔しい思いをして、どん底からのスタートだったけど、1人で優勝旗を返しにいくのだけは嫌だった。V3は意識しないけど、気持ちの入った投球で常に上を目指して戦いたい」
○香田監督(センバツ出場辞退を乗り越え)「春先から迷惑を掛け、多くの皆さんに支えられてここまで来られた。監督として1つの仕事が終わったな、と。投手中心にしっかり守り、南北海道代表として皆さんに喜んでもらえるように頑張りたい」
<札幌光星>
●柳原投手(予選から全8試合完投)「結果的に打たれてしまったけど、自分の力は出し切った。最高の思い出ができたし、悔いはない」
●合坂監督(36年ぶり決勝も悲願ならず)「最高の舞台で、選手は最後まであきらめず、よくやってくれた。駒苫さんはさすがに強かった」

【試合経過】
<1回表>【札】駒大苫小牧の先発は田中。岡田は空振り三振、吉田は遊ゴロ。2死から太田が中前打で出塁したが、広瀬は空振り三振。
<1回裏>【駒】札幌光星の先発は柳原。岡川が右翼線三塁打、三木の二ゴロの間に1点先制。中沢、本間篤が中前打で続き、田中の一ゴロで2死二、三塁。鷲谷は空振り三振。
<2回表>【札】柳原は四球、小野寺が一塁前バントで送り1死二塁。肥田は空振り三振、稲実は遊ゴロ。
<2回裏>【駒】三谷が右前打で出塁したが、山口は送りバント失敗の捕邪飛。三谷が二盗、相手の投手の暴投で三進し、小林の一ゴロで生還し2点目。岡川は遊ゴロ。
<3回表>【札】川越は四球、岡田が投前バントで送り1死二塁。吉田は空振り三振、太田は左飛。
<3回裏>【駒】三木が一塁内野安打、中沢の投前バントは失敗し二塁封殺。本間篤は遊直に倒れたが、一走刺殺を狙った遊撃手の一塁悪送球で中沢が二進。田中が右中間適時二塁打を放って3点目を挙げ、鷲谷が右越え2ランで続き5-0。三谷が右前打し二盗、相手捕手の二塁悪送球で2死三塁としたが、山口は遊飛。
<4回表>【札】広瀬が左中間二塁打を放ったが、柳原は空振り三振。小野寺が四球を選び1死一、二塁としたが、小野寺は投手けん制死。2死二塁で肥田は空振り三振。
<4回裏>【駒】小林は二ゴロ、岡川は左飛。2死から三木が右前打で出塁し二盗、中沢が左前適時打で続き6点目。本間篤が左翼線二塁打を放ち二、三塁としたが、田中は見逃し三振。
<5回表>【札】稲実、川越は見逃し三振、岡田は一ゴロに倒れ3者凡退。
<5回裏>【駒】鷲谷が右越えへ2打席連続となるソロ本塁打。三谷が四球を選んで二盗し、山口の三ゴロで三進。小林の打席時に捕逸で生還し、8点目を挙げた。小林は空振り三振、岡川は二飛。
<6回表>【札】吉田は空振り三振。1死から太田が左越え本塁打を放ち1点をかえした。広瀬は三ゴロ。2死から柳原が右中間三塁打を放ったが、小野寺は見逃し三振。
<6回裏>【駒】三木が右越え本塁打を放ち9点目。中沢が右越え二塁打、本間篤も中前打で続き無死一、三塁。田中の投ゴロの間に10点目を加え、なおも1死二塁。本間篤は三盗失敗、鷲谷は左邪飛。
<7回表>【札】肥田は空振り三振。1死から稲実が一塁内野安打、川越が右前打で続いたが、一走稲実が三塁憤死。川越は送球間に二進したが、岡田の打席時に投手けん制死。
<7回裏>【駒】三谷が右中間三塁打。山口は見逃し三振、小林の中飛で三走三谷が本塁を狙ったが、好返球で補殺され併殺。
<8回表>【札】岡田、吉田は空振り三振。2死から太田が中前打、広瀬が四球を選んで一、二塁としたが、柳原は空振り三振。
<8回裏>【駒】岡川が左翼線二塁打。三木は投前バントで送れず、岡川が二-三塁間で挟殺される間に二進。中沢が中越え適時二塁打を放ち11点目。本間篤の遊ゴロで2死三塁としたが、田中は遊直。
<9回表>【札】小野寺が右前打、肥田の代打玉田の一ゴロで1死二塁。稲実が中前打を放ち一、三塁としたが、川越と岡田は空振り三振に倒れて試合終了。駒大苫小牧が11-1で大勝した。

【先発メンバー】
<札幌光星>
(左)岡田(中)吉田(遊)太田(捕)広瀬(投)柳原(右)小野寺(三)肥田(一)稲実(二)川越
<駒大苫小牧>
(左)岡川(遊)三木(一)中沢(中)本間篤(投)田中(右)鷲谷(三)三谷(二)山口(捕)小林

[2006年7月25日15時50分]

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