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駒苫・田中の気迫が奇跡呼ぶ/夏の甲子園

3回途中から登板し力投する駒大苫小牧の田中=甲子園
3回途中から登板し力投する駒大苫小牧の田中=甲子園

<全国高校野球選手権:駒大苫小牧10-9青森山田>◇15日◇3回戦

 「怪物」の気迫が逆転を引き寄せた。駒大苫小牧のエース田中将大(3年)が、自らのバットと好走塁で歓喜のサヨナラを演じた。9回に痛恨の1失点。だが、中沢の同点弾が帳消しにしてくれた。流れを受け継ぐように、2死無走者から中前打で出ると、三谷の左中間二塁打で一気に本塁を奪った。試合後も怒気をはらんだような口調で「本当にうれしかった」。起死回生の逆転に、興奮はなかなか静まらなかった。

 先発を外れた上、3回途中1-5とリードされた場面で予想外の登板。それでも2回戦での6四球の乱調よりは「いい感じで投げられた」。追加点を奪われても、気持ちは負けない。「(初優勝した)おととしの投手を見習って、何度でもバッターに向かっていった」。決してあきらめない気迫が実を結んだ。試合後、自らの投球に胸を張る姿はまさしく「怪物」の名にふさわしかった。

[2006年8月15日12時25分]

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