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駒苫逆転4強、3連覇へM2/夏の甲子園

完投で東洋大姫路を破り、ガッツポーズの駒大苫小牧・田中=甲子園
完投で東洋大姫路を破り、ガッツポーズの駒大苫小牧・田中=甲子園

<全国高校野球選手権:駒大苫小牧5-4東洋大姫路>◇17日◇準々決勝

 南北海道代表の駒大苫小牧が東洋大姫路(兵庫)に逆転勝ちし、一番乗りで3年連続のベスト4進出を決めた。公式戦の連勝を「47」に伸ばし、中京商(現中京大中京=愛知)以来73年ぶり2校目の大会3連覇へあと2勝とした。5回まで1安打に抑えられていたが、0-4の6回に4連続長短打で一気に追いつくと、7回2死三塁から三谷忠央三塁手(3年)の内野安打で勝ち越しに成功。エース田中将大(3年)はスライダーを武器に、9回を除く毎回の11三振を奪って完投し、高校通算31勝目をマークした。

 ピンチのマウンドに仁王立ちする背番号1が、ひときわ大きく見えた。8回2死満塁、そして9回1死二塁。1点のリードを死守した田中は「絶対に気持ちで負けないという思いで投げた。苦しかったけど(今夏の甲子園で)一番の投球」と滴る汗を何度もぬぐった。序盤は不運な内野安打や四球で走者をため、長打や失策で失点する嫌な展開だった。田中も5回までは毎回先頭打者を出すなど、ピリッとしない投球が続いた。だが「落ち着いていけ」という香田誉士史監督(35)の言葉で冷静さを取り戻した。6、7回を3者凡退に仕留めると、打線が応えてくれた。「絶対に抑えてやると思って投げていたのが、攻撃につながったのかも」と田中の顔からようやく笑みがこぼれた。

 今大会ではフォームを崩し苦しい投球が続いている“北の怪物”も、この日は8回まで毎回の11奪三振。真っすぐも走り、スライダーも切れ味を増してきた。「前半は苦しんでいたが、よくしのいだ」と指揮官もエースの進歩に目を細めた。最大6点差をはね返した3回戦の青森山田(青森)戦に続き、2試合連続の逆転勝ち。逆境にこそ強さを発揮する北の王者が、夢の3連覇へあと2勝までこぎつけた。

[2006年8月17日15時51分]

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