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駒苫V3目前“偉業”ならず/夏の甲子園

準優勝盾を受け取る駒大苫小牧の本間篤主将=甲子園(共同)
準優勝盾を受け取る駒大苫小牧の本間篤主将=甲子園(共同)

<全国高校野球選手権:早実4-3駒大苫小牧>◇21日◇決勝再試合

 あと1点が届かなかった。南北海道代表の駒大苫小牧は3-4で早実(西東京)に敗れ、1931~33年の中京商(現中京大中京=愛知)以来、73年ぶり史上2校目の大会3連覇はならなかった。夏の甲子園連勝は14、公式戦連勝は48でストップ。1回2死一、二塁から救援した3連投のエース田中将大(3年)はスライダーに本来の切れを欠き、球威不足の速球も狙われ、7回2/3を4安打3失点。1-4の9回、中沢竜也一塁手(3年)の2ランで追い上げたが、後続が断たれた。

 「北の王者」がついにその王座を明け渡した。引き分け再試合の末に惜敗。駒大苫小牧にとって、ドラマの第2幕はハッピーエンドとはいかなかった。前日の延長戦と同じように、早実の斎藤をとらえきれなかった。田中も調子が上がらず、常に先行される苦しい展開。3三振に終わった本間篤史主将(3年)は「情けない。申し訳ない。勝てなくて、悔しい…」。涙で言葉が続かなかった。

 2連覇後に元部長の部内暴力が発覚し、優勝の取り扱いが検討された。今春の選抜大会は当時の3年生部員の不祥事が見つかって出場を辞退。香田誉士史監督(35)も一時は辞任し、チームは分解しかかったこともある。周囲の注視とプレッシャーは想像に難くない。苦しみながら手にした3連覇への挑戦権だった。香田監督は「いろんなことで迷惑をかけた。同じ思いをしながら、目標に向かえたことに感謝したい。最高のチーム。100点だ」と前を向いた。悔し涙はぬぐった。深紅の優勝旗は手放したが、駒大苫小牧ナインは胸を張って北海道に戻る。

[2006年8月21日17時25分]

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