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駒苫・田中「悪いなりの投球」/兵庫国体

力投する駒大苫小牧先発の田中
力投する駒大苫小牧先発の田中

<兵庫国体高校野球:早実1-0駒大苫小牧>◇4日◇高砂市野球場◇硬式の部◇決勝

 駒大苫小牧のエース田中将大のリベンジはならなかった。夏の甲子園決勝の再戦は早実のライバル斎藤佑樹(ともに3年)との投手戦になったが、打線の援護がなく、国体連覇を逃した。縦のスライダーを決め球に9三振を奪った。気迫に満ちた投球で4安打に抑えたが、4回2死二塁から最も打たれたくなかった斎藤に右前適時打を許した。「自分の投球をすれば大丈夫。高校生最後の大会を負けて終わりたくない」。必勝を期した右腕に、勝利の女神はほほ笑まなかった。

 今国体の連続無失点は27回でストップしたが、4試合33回を投げ42奪三振と、不調にあえいだ夏の甲子園とは見違える投球を披露。試合後の田中は「向こうも抑えていたので、自分も踏ん張って抑えようという気持ちだったけど、悪いなりの投球はできた。つらいこと、うれしいこと、いろいろあった中身の濃い3年間だった。練習は続けるけど、体を少し休ませたい」。甲子園を沸かせた「北の怪物」は満足感をにじませ、プロの道へターゲットを切り替えていく。

[2006年10月4日13時1分]

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