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札幌日大・辻井弘人捕手/無我夢球6

辻井は試合後、真剣な表情でライバル校のスカウティング
辻井は試合後、真剣な表情でライバル校のスカウティング

 札幌日大・辻井弘人捕手(3年)は最後の夏に正捕手の座を射止めた。スピードスケートで鍛え上げた強じんな下半身と遠投95メートルの強肩を武器に春の背番号12から2に昇格した。迎えた初戦。最速145キロを記録したプロ注目右腕のエース黒滝将人(3年)を好リードでサポート。12-0の5回コールドで札幌稲西を下し「先を見ず、1戦1戦です」と03年以来3年ぶり4度目の南北海道大会出場を見据えた。

 スピードスケートの五輪メダリスト岡崎朋美(34=富士急)を輩出した清里で生まれ育った。小中学時代は野球の冬季トレーニングとしてスピードスケートに打ち込み「下半身の粘りと股(こ)関節の柔軟性が身につきました」。清里中1年時に短距離種目で全国中学に出場した。氷点下のリンクで強い精神力を養った。本職? の野球で甲子園出場を目指し、札幌日大に進学した。正捕手に抜てきした宮崎開発監督(58)は「総合力がある」と期待した。

 清里光岳小3年時から捕手一筋。中学時代まで今春センバツ出場の旭川実・桑名真之内野手(3年)とバッテリーを組んだ。昨秋の北海道大会2回戦で対戦した幼なじみから「チームワークの重要性を学びました」。この夏、プロ注目右腕をリードする辻井は「いかに投手の能力を引き出し、ゲームをつくるか。やり応えのあるポジションです」と胸を張った。【白船誠日】

 ◆辻井弘人(つじい・ひろと) 1988年(昭和63)8月6日、清里生まれ。血液型はB。小学1年から野球、同2年からスピードスケートを始める。1年秋からベンチ入り。100メートル走13・3秒。背筋力180キロ。好きな選手はマリナーズ城島。好きな言葉は「感謝」。177センチ、73キロ。右投げ右打ち。家族は両親と兄姉。

[2006年6月30日9時30分 紙面から]

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