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駒苫よくやった!道民感動/夏の甲子園

<全国高校野球選手権:早実4-3駒大苫小牧>◇21日◇決勝再試合

 南北海道代表・駒大苫小牧のV3を信じていた北海道は失望の色に包まれた。苫小牧市の駒大苫小牧では、この日もイベントホールで約1200人が声をからした。8、9回は大きな盛り上がりを見せたが、最後はため息。だが同時に健闘をたたえる拍手がわき起こり、最後は原正教頭(51)の音頭で来場者が万歳三唱。「よくやった」の声が渦巻いた。

 新党大地代表の鈴木宗男議員(58)も試合開始直後に到着。前日は礼文島にいたというが「決勝再試合で急きょ駆けつけました。本当は甲子園に行きたかったが飛行機が…」と言い「絶対逆転しますよ」と最後まで試合を見守った。

 両足が不自由で車いすで声援を送っていた安藤年人さん(37=苫小牧市)は「彼らの姿に元気をもらった。私は野球をやれなかったが、妹の子供(小学4年)がやっている。甲子園に行かせたい」と話した。

 札幌でもあちこちの街角に人だかりができた。札幌駅地下街の大型ビジョンで応援していた桧作由希さん(20=札幌市)は「準優勝でもすごい。笑って帰ってきて」とエール。各デパートで用意した振る舞い酒や「振る舞いミルク」は苦い味になったが、道民は駒大苫小牧からもらった大きな感動に酔った。

 ○各界の著名人からもメッセージ

 ◆北島三郎(69=知内町出身) 駒大苫小牧はここまで来れば3連覇したと同じ。何も悔いることはない。泥で汚れたユニホームになっても、走り、打ち、投げる姿を見ていると、私も一緒になってグラウンドでプレーしている気にさえなってきた。こんな気持ちにさせてくれてありがとう。

 ◆細川たかし(56=真狩村) 道産子魂を見させていただきました。感動しました。3連覇してもらいたかったけど、負けて勉強になることのほうが多い。今後のみんなの活躍を期待しています。歴史に残る名勝負を見せていただいて、本当にありがとう。

 ◆大黒摩季(36=札幌市) 両チームともに汚れなき美しい世界を日本中に見せていただき、ありがとう! 何か1つ夢を追いかけたくなりました。負けたということは続きがあるということ。私の人生「負けるが勝ち!」気を取り直して、もう1回。行け! 駒大!

 ◆香田監督と親交のある「DEEN」のボーカル池森秀一(36) ただ、ただ感動です。ひた向きでがむしゃらな姿は殺伐とした日本中に多くの感動をもたらしてくれました。僕もこの感動を歌に託したいと思います。

 ◆ジャンプ金メダリスト原田雅彦氏(38) 素晴らしい戦いでした。北海道民として誇りに思います。胸を張って帰ってきてほしい。2校とも(再試合前に)1度優勝したと思っています。残った下級生は負けたことを今後の野球人生に役立ててくれば、もっと強くなると思います。

 ◆コンサドーレ札幌の柳下正明監督(46) 優勝できず、悔しい思いはあると思いますが、チーム全員の勝ちたい気持ちと強い戦う姿勢がここまでの素晴らしい結果につながったのだと思います。準優勝、おめでとうございます。

 ◆カーリング女子日本代表の小野寺歩さん(27) 北海道のチームが3年間決勝を戦い、毎年歴史が生まれる瞬間を見ることができ、誇りに思う。「残念」という言葉はかけたくない。やっぱり「ありがとう」と言いたいです。

 ◆宇宙飛行士の毛利衛氏(58=余市町) 北海道の若者が、世界に通じる力を持っていることが示されました。北海道の人たちが、ぜひこれを励みにさまざまなところで活躍してほしいと思います。

 ◆カントリー娘・あさみ(22=苫小牧市) 試合で見せてくれた粘り強さ、本当に最高です。私たちはフットサルをやっています。試合の時、あきらめない気持ちをもっと持てたらと皆さんを見ていて思いました。

[2006年8月22日9時48分 紙面から]

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