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旭川南・浅沼、主将で主戦でチームの主柱

走塁練習に取り組む旭川南の浅沼(中央)
走塁練習に取り組む旭川南の浅沼(中央)

 秋季高校野球北海道大会を制した旭川南の左腕浅沼寿紀投手(2年)が「オレ流」で突き進む。初優勝から一夜明けた16日、学校グラウンドで練習を再開した。小池啓之監督(54)は、エース浅沼が兼務する主将役を「このままいかせたい」と言及した。引き続き「主将&主戦」で全国の舞台に向かう。

 兼任は、投球練習のため全体練習での不在が多く、試合前は先攻後攻を決めるじゃんけんなど、負担が大きくデメリットも考えられる。今夏に甲子園準優勝した駒大苫小牧が、甲子園前に主将だったエース田中将大(3年)から変更したのも、責任を軽減するためだった。

 「田中の場合とは根本が違うからね」と小池監督。ただ、高校野球に携わって30年以上の同監督も、投手を主将に任命したのは初めてのこと。体重4400グラムで誕生した大型左腕だが、今夏までは精神的な弱さが見え隠れした。「この弱さが直せなかったらチームもつぶれる」(同監督)。1週間悩んでの決断だった。

 監督いわく「苦肉の策」が功を奏し、浅沼は今秋の旭川地区予選から全7試合で先発完投。マウンドでも精神的な主柱となった。この日も、日課にする小池監督との早朝ランニングをこなし、捕手を立たせ約80球を投げた。「疲労感はない。主将は最初は大変だったが(投手での意識と)切り替えができるようになった」。

 当面の目標は、29日に組み合わせ抽選が行われる明治神宮大会(11月11日開幕)だ。「万全の状態で臨みたい」。鉄腕が大黒柱になる。【村上秀明】

[2006年10月17日9時15分 紙面から]

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