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富良野緑峰・冨沢が社会人チーム入り

- 冨沢の打撃に関しては幸清会・金児監督も太鼓判を押した
左手首から先がない高校球児が、実力で社会人野球への道を切り開いた。富良野緑峰高野球部で活躍した冨沢和明(3年)が、このほど社会福祉法人・幸清会入りを決めた。8月、硬式野球部のセレクションに合格、今月には同会の介護老人福祉施設・幸豊園(豊浦町)への採用も内定した。
生まれつきの障害を持ち前の明るさと根性で克服。ハンディを全く感じさせないプレーで「緑峰のアボット」として話題を呼んだ。夏の旭川地区予選1回戦では3番・左翼手で3長打3打点の大活躍。そんな姿に幸清会から声が掛かった。
冨沢のセレクションに立ち会った幸清会・金児満憲監督(36)は「捕球から送球までが速いし打撃も力強い。高校生のレベルとしても高い方だと思う」と即戦力として期待する。冨沢は「うれしかった。チームのため貢献したい」と感謝。同校からは初の社会人野球選手誕生となる。
また、四国独立リーグの徳島に所属していた次兄陽平さん(20=投手)が今季で北海道に戻り、来年はウィン北広島でプレー。投手対打者での兄弟対決もありそうだ。
冨沢は「兄との対決が一番の楽しみ。負けたくない」と心待ちにしている。【本郷昌幸】
◆冨沢和明(とみさわ・かずあき) 1989年(平成元)3月6日、富良野市生まれの17歳。富良野小3年から野球を始めた。高校2年の夏から背番号「7」を獲得。172センチ、70キロ。右投げ左打ち。家族は両親、兄2人、妹。
◆社会福祉法人・幸清会(こうせいかい) 本部・洞爺湖町。西胆振地方で十数カ所の高齢者福祉施設を運営している。今年1月、道内17チーム目のクラブチームとして連盟登録。5月の道結成記念大会から参戦し、7月の道クラブチーム選手権で準優勝した。
[2006年10月31日9時14分 紙面から]
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