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センバツ出場旭川南・浅沼が復調気配

- 浅沼(右)は小池監督に見守られながら甲子園のマウンドから約20球投げた
センバツ高校野球(23日から12日間、甲子園)開幕を4日後に控え、旭川南の左腕エース浅沼寿紀(3年)が復調してきた。19日、尼崎産(兵庫)との練習試合で5安打完投。9回、味方に適時失策が出て0-2と敗れたが、3連投を感じさせない伸びのある速球と切れが戻ったカーブは、完全復活近しを思わせた。チームはこの日、甲子園での公式練習を行った。
神港学園(兵庫)に11失点し涙を流した、2日前の浅沼の姿はもうなかった。3連投となった19日、小池啓之監督(55)は控え投手の継投を頭に置いてエースに「どうする?」と打診した。返ってきた答えは「行かせてください」。迷いのない表情だった。
1回から飛ばした。カーブの制球が良く、速球も今年初めて最速130キロを記録。外角低めに決まったこの130キロ2球は打者から見逃し三振を奪った。7回を終わって被安打2(うち内野安打1)四死球0と完ぺきな内容。中野辰哉捕手(3年)は「こっち(本州)に来て一番良かった」と言った。8回に初の長打と四球を許したが、0点に抑えた。
悔やまれるのは9回だ。1死から安打、暴投で二塁に走者を置き、打ち取った当たりを内野手が後逸。0-0の均衡がついに崩れた。気落ちした浅沼は続く4番にも左中間を割られ2点目を献上した。チームは3安打で完封負け。エースの復活を勝利で飾ることはできなかった。
これで浅沼が先発した練習試合は、東京キャンプも含め1勝3敗。だが本人の表情は明るかった。登板志願したのは「昨日(18日、滝川二戦)後半に意識して低めに投げた球が決まった。リリースポイントの感覚がつかめたので、今日試したかった」から。その好感触は間違いなかった。
小池監督も「浅沼はもう大丈夫でしょう。神港学園戦のショックからよく立ち直った。浅沼のメドが立ったから僕もこうして話していられるんで、そうでなければ北海道に帰っていますよ」と、敗戦続きの中での光明を強調。27日の試合までに投攻守のバランスがどこまで戻るかだが、指揮官の表情からは希望がうかがえた。【本郷昌幸】
[2007年3月20日9時24分 紙面から]
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