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“駒苫時代”に区切り、香田監督が退任へ

辞任することが分かった駒大苫小牧の香田監督(右端)
辞任することが分かった駒大苫小牧の香田監督(右端)

 駒大苫小牧の香田誉士史監督(36)が、今夏限りで退任する意向であることが12日、分かった。すでに学校関係者には辞意を伝えており、早ければ17日にも学校側が発表する。95年春の就任以降、同校を春2度、夏6度甲子園に導き、04年の初優勝、05年に連覇、昨夏は決勝再試合の末に準優勝に輝くなど、全国区の強豪に育てた名将がチームを去ることになる。後任には茂木雄介コーチ(26)が就任する予定だ。

 駒大苫小牧を全国屈指の強豪校に育て上げた香田監督が退任する。すでに同校の小玉章紀校長(57)に意向を伝えており、今夏をもってチームを去る。この日、香田監督自身はコメントしなかったが、同校長は「現時点でお話しできることはない。お話しできることがあれば、きちんとした形でお話しする」と言うにとどめた。17日に予定されている同校職員の打ち合わせで、野球部内の人事についても話し合われる。早ければ同日中にも学校側から退任が発表される。

 昨秋から意思を固めていたもようで、親しい関係者には「辞めるかもしれない」と打ち明けていた。自身が中学時代に見初め、特待生として入学させた現3年生をもって一区切りをつけようと考え、現1年生は自ら勧誘することもなかった。1、2年生の練習は後任に内定している茂木コーチにほぼ任せてきた。自身が去った秋へ向けても準備を進めていたようだ。

 野球部の監督を退くと同時に、学校も辞める可能性が高い。春2度、夏6度の甲子園出場の実績から、野球部にかかわらない以上、一社会科教諭として残るとは考えにくい。今後については未定だが、野球にはかかわっていくことが有力だ。

 体調不良も今回の決断の1つの要因になったことは間違いない。05年夏の前部長による暴力行為から、部員の飲酒、喫煙など3年間で3度の不祥事が発覚。辞任、復帰も経験し心労がたまっていた。昨夏の甲子園終了後にはおう吐や胃痛の症状改善のため、1週間の検査入院もしていた。

 今夏は「純粋に初めて甲子園にきたような気持ちになっている」と話すなど、覚悟をにおわせる発言も目立った。春夏合わせて甲子園出場8度で、歴代36位タイとなる通算15勝。監督生活13年で238試合201勝36敗1分けの成績を残し、名将が今夏をもってチームを去ることになる。

[2007年8月13日8時48分 紙面から]

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