ダル本気で巨人斬り!小笠原封じる
ベストショットで巨人打線を封じる。日本ハム・ダルビッシュ有投手(20)が2月28日、先発する1日の巨人とのオープン戦に“シーズン仕様”で臨む考えを明かした。直球、カーブなど9球種の持ち球のうち、試合前の投球練習で調子を見極め、3球種ほどに絞り勝負する。沖縄・名護キャンプから戻ったこの日は、新千歳空港で約400人のファンに迎えられた。FAで巨人に移籍した小笠原との初対決もあり、シーズンを占う注目の一戦となる。
「オープン戦=調整の場」との概念は捨てる。“本拠地開幕戦”となる札幌ドームで、ダルビッシュが本気で巨人打線を抑えにいく。試合前の投球練習で定めたベストショットで、登板予定の3回を完ぺきに封じ込める意気込みを示した。
ダルビッシュ「相手打者が誰かなどで対策を取ることはない。誰であっても、その日の一番良い球で打たれないようにしたい。直球でも変化球でも、その日一番の球で抑えたい」
直球に威力が増した今だからこそ言える一言だ。今季初の実戦登板となった18日の紅白戦で最速153キロに5キロと迫る148キロを計時。厚沢投手コーチをして「ストレートは別格。あのストレートがあるからこそ、カーブもスライダーも生きる」と言わしめた。今日の巨人戦では紅白戦と同様に球種を絞る。カーブ、スライダー、ツーシームのうち一番調子の良かった球を決め球に、直球とのコンビネーションで勝負する。
注目の一戦だ。昨季パ2冠王・小笠原との対決が控える。チームメートだった昨季までは実現不可能だった真剣勝負。さらに八木-武田勝の豪華リレーも予定されている。チケットはオープン戦にもかかわらず、すでに2万枚が売れている。当日の売り上げ次第で、チケット担当者は3万人を見込んでいる。
凱旋(がいせん)登板に期待は膨らむ一方だ。この日、新千歳空港には約400人(球団発表)のファンが詰め掛けた。「ダルビッシュさ~ん」など黄色い声援もあがった。警備を担当する北海道空港は警戒心を募らせていたが、混乱なくバスに乗り込んだ。鶴岡は「明日(1日)投げる投手は完ぺきに抑えたい投手ばかり」と話す。チーム、ファンの期待に応えるべく、新エースは勝利にこだわりマウンドに上がる。【北尾洋徳】
◆ダルビッシュと札幌ドーム 通算成績(オープン戦、公式戦、ポストシーズン含む)は登板20試合で10勝4敗1ホールド、防御率2・07。初登板はプロデビュー戦の05年6月15日広島戦。公式戦初登板初先発の重圧をはねのけ、8回0/3、9安打2失点(自責2)の好投でプロ初勝利を挙げた。完封目前の9回表に2本塁打を浴び、無念の降板で高卒ルーキー4人目の初登板初完投勝利を逃した。44年ぶりの日本一に貢献した昨季公式戦は登板11試合(うち先発10)で7勝1敗1ホールド、防御率1・04と好相性だった。
[2007年3月 1日]
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