中田翔トレードカラー決めた!それは…

- 好きな言葉「克己心(こっきしん)」と書き初めした中田(撮影・長島一浩)
パープル中田が誕生する!? 日本ハムに入団する注目の高卒ルーキー中田翔外野手(18=大阪桐蔭)が、自身のトレードカラーを「紫」にする考えを示した。日本ハムでは森本が「緑」、田中賢が「ピンク」など主力選手がそれぞれの色を設定している。用具の色だけでなく、グッズ販売などにも影響する大事な選択だが、前例のない紫にチャレンジする方針だ。
真剣に悩みながら、中田が答えを出した。「じゃあ紫でいきましょう。今まで誰もいないんじゃないですか。僕はあえてそこにいきます。カラフルなものが多かったですよね。それなら紫です」。自らのトレードカラーに、やや奇抜ともいえる紫を選択。プレーだけでなく、見た目からインパクトを与えそうだ。
たかが色だが、日本ハムではかなり重要な検討事項になる。森本が緑、金子誠が水色など主力選手は「持ち色」を決め、グッズ製作にも反映されている。球場内のファンも応援グッズをそろえ、その選手の登場に合わせ、スタンドがカラフルに染まる。トレードカラーがその選手の特徴の1つになっている。
中田はチーム事情を知らなかった当初、ピンクを希望していたが「田中(賢)さんが使っているので速攻却下しました」。用具メーカー関係者には赤黒を薦められているが拒否。「(赤は)新庄さんのカラーじゃないですか。かぶると申し訳ないです。ファンから絶対に批判されますよ。何、パクってんのよって」と難しい表情で話す。
有力候補に青色も浮上していたが、持論を展開して却下した。「ありきたりちゃうっすか。僕ら高校生の考え方で、卒業して大学にいくと、グラブとかに色を付けることができるんですけど、絶対にパターンが決まっていて青にひもが白とかが多いんですよ」。“普通”を好まないのが怪物流の選択だ。
いろいろ悩みながら、最終結論は紫に達した。周囲の反対など流動的な面は残すが、1軍定着ならパープル中田が誕生しそうだ。「私服で紫はきついっすけど」。新庄氏が好んだ赤と、小笠原(巨人)が一時期使用した青が混じり合った紫を身に着ける中田は、人気&実力を兼ね備えた選手を目指す。【村上秀明】
◆中田翔(なかた・しょう) 1989年(平成元)4月22日、広島市生まれ。小3で捕手として野球を始め、同6年から投手転向。広島鯉城シニア時代の中3で日本代表に選出された。大阪桐蔭では高校通算87本塁打の最多記録をマーク。06年11月の秋季近畿大会準決勝で左翼場外の推定170メートル弾で伝説を残す。昨年の高校生ドラフト1巡目で4球団の競合の末、契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円(推定)で日本ハムに入団。家族は母と兄。182センチ、95キロ。右投げ右打ち。
◆日本ハムの07年高校生ドラフト 1巡目の中田は4球団競合の末、交渉権を獲得した。3巡目は津田大樹投手(倉敷)4巡目は大平成一外野手(波佐見)5巡目は松山傑投手(横浜商大高)6巡目は豊島明好投手(北陸大谷)7巡目は浅沼寿紀投手(旭川南)。
[2008年1月1日 紙面から]
