日本ハム中田に置き土産だ!オカン3カ条

- ノックを終え、お辞儀をする日本ハム中田(撮影・長島一浩)
キャンプ地を去るオカンが、息子に置きみやげを残した。日本ハム高校生ドラフト1巡目の中田翔内野手(18)の母香織さん(44)が12日、5日間滞在した沖縄・名護を離れた。この日は広島への飛行機の出発時間の関係で練習途中に球場を後にしたが、社会人となった息子にプロとして生きていく「親心3カ条」を説き、今後の飛躍を期待していた。
母親だからこそ言える忠告。息子がグラウンドで汗を流す姿を横目に見ながら、中田の母香織さんは諭すように説いた。
<1>体を引き締めろ
初めて日本ハムのユニホーム姿を見たが、1つ気になったことがあった。それは、周りの選手とは明らかに違う大きな体。何かと注目を集めてきたその巨体は現在103キロ。香織さんは「(キャンプが終わる)2月の下旬には、もっとシュッとして、余計なお肉を落としてほしい」と苦笑いした。長身で均整のとれたダルビッシュを引き合いに出し「本当にダルビッシュ投手はかっこいい。隣に立たんでほしい」と顔をしかめた。
また容姿についてはもう1つ。
<2>初心を忘れずにいつまでも丸刈りを
新人合同自主トレ中に自らバリカンを使って断髪した中田。香織さんは「(髪型は)今が1番似合ってますよね」と好感を持っている。野球を始めた小学校時代や、甲子園を目指した大阪桐蔭時代は常に丸刈り。「初心を忘れず、気持ちも初々しいままでいてほしい」と言葉に力を込めた。
最後は私生活の過ごし方。
<3>オトナの誘惑に負けるな
先月13日に行われたファンとの交流イベントで中田は「北海道に行ったらどこに行きたいか」と問われ「ススキノに行ってみたい」と即答した。札幌が誇る日本有数の歓楽街だが、香織さんは「どういうところかわからないでしゃべってるんですよ」とガックリ。「1、2年は我慢してほしい。あとは先輩に任せます」とススキノ禁止令を出し、グラウンドに集中することを願った。
母からもらった3カ条。中田はススキノ禁止令に「無理っす」と笑いながら冗談を飛ばしたが、親心はしっかり受け取った。第3クール最終日のこの日は、居残り特守に自主参加し、1時間を超えるノックを受けた。「守備は奥が深い。うまくなってると思うんですけど」。弱点を克服してレギュラー奪取。1軍での試合出場が、母への恩返しになる。【本間翼】
[2008年2月13日 紙面より]
