仰天構想!日本ハム中田に2通りオーダー

- 「背番号6」をかたどったチョコレートケーキにかぶりつく中田(撮影・黒川智章)
日本ハムの梨田昌孝監督(54)が、大物ルーキー中田翔内野手(18=大阪桐蔭)の守備位置によって2パターンのオーダーを考えていることを13日、明かした。梨田構想では、中田を一塁もしくは指名打者で起用する投手戦用と、三塁で起用する打撃戦用を準備。大物ルーキーの立ち位置が、チーム構想を動かすことになる。
やはり、怪物は使い続けたい。そのための中田起用プランを13日、梨田監督が披露した。「3本柱が投げるときは、守備という面で一塁だったりDHがあるかもしれない」。ゴルフ帰りの宿舎で取材に応じた同監督の構想は、中田劇場を“年中無休”にするため、投手によって守備位置を変更するというものだった。
3本柱とは大黒柱のダルビッシュと昨季9勝のグリンと武田勝。この3人の時は、投手戦となる公算が大きい。中田本人が「終わっている」と自覚する守備では不安が残る。それでも、10日の初の対外試合で場外弾を放ったパンチ力は強烈な魅力。打撃戦の切り札となる可能性もある。中田が三塁なら、助っ人ジョーンズ、金子洋ら他の長距離砲の一塁起用が可能。先発が3本柱以外なら、攻撃型オーダー「三塁中田」が欠かせない。
「基本は三塁」という梨田監督には、経験を積み重ねることで成長を促す考えもある。「3、4年たって安心して見られるようになればいい」と長い目で見守る方針だけに、投手戦予想なら一塁か指名打者、打撃戦予想では三塁が基本線になりそうだ。「三塁より一塁の方ができるかなと思います」と漏らしていた中田の手元には、鎌ケ谷の合宿所から取り寄せた一塁ミットが13日、到着した。早ければ14日から一塁と三塁の併用守備練習がスタートする。
14日の紅白戦は「3番三塁」で出場する。16日の練習試合(対阪神)について梨田監督は明言しなかったが、開幕投手を狙う阪神安藤の登板予定を聞くと「ありがたいね」と笑顔になり「藤川は来ないのか? (中田が)打ってみたいと言っていたしね」と続けた。具体的な2パターンの起用プランは、大物ルーキーへの「フル稼働指令」。怪物ルーキーの出来が、梨田構想を左右することになりそうだ。【村上秀明】
[2008年2月14日 紙面より]
