日本ハム中田に「一夜限定」の初舞台準備

- 挟殺プレーの練習をする日本ハム中田。右は紺田(撮影・黒川智章)
日本ハム中田翔内野手(18)に「一夜限定」の初舞台が準備されることが28日、決まった。札幌ドームの“デビュー戦”になる、3月5日のヤクルトとのオープン戦に「5番三塁」で先発出場させると、梨田監督が明言した。同戦ではダルビッシュの先発が予定されている。中田は守備に不安があるため、公式戦でのエースとの同時出場時は、三塁での出場の可能性は低い。しかし今回はファンサービスのため、勝敗を度外視して踏み切ることになった。
怪物の幻の? ホットコーナーでの勇姿が見られる。梨田監督は、自身の本拠地初采配での大胆タクトを明かした。「中田翔をサードで5番で使う。営業マンらしくね!」。かねてダルビッシュの登板の際は守備のほころびで投球リズムを崩す恐れなどを考慮し、中田については三塁起用を控え、一塁またはDHで出場させるプランを描いている。ただこの一戦に限り、今季の“タブー”を破ることを決めた。
札幌ドームの特性を生かしたアイデアだ。サッカー場と共用する特殊な構造のため、ファンからスコアボードが見やすく、最寄り駅にも近い三塁側をホームの日本ハムが使用している。同監督は「本拠地が三塁側でしょ。じゃあサードで使ってみようと」と狙いを話した。中田本人がプロで挑戦、熱望しているポジションだけに、一石二鳥の事前予告にもなる。指揮官が送り込む、捨て身ともいえるドタバタ必至のおぜん立てに、中田が応えることができるか注目だ。【高山通史】
[2008年2月29日 紙面から]
