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日本ハム金村が3被弾、交流戦初負け越し

嶋に2点本塁打を浴び、ガックリと肩を落とす日本ハム金村(撮影・黒川智章)
嶋に2点本塁打を浴び、ガックリと肩を落とす日本ハム金村(撮影・黒川智章)

<広島6-2日本ハム>◇21日◇広島

 全員が「マエダ、マエダ…」と交互にスクワットしながら連呼する、真っ赤な右翼席。ブラックホールならぬ、広島ファン大喜びの「レッドホール」へ打球は吸い込まれていった。日本ハム金村暁投手(30)がくるりと体を回転させ、打球の到着点を見詰めた6回、前田にこの日3本目の本塁打を献上した。今季ワーストの1試合3被弾。熱狂するスタンドを背に三塁側ベンチへと下がった。

 5失点はいずれも、狭い広島市民球場では要注意の本塁打で許した。「この内容じゃ仕方がない」。2回には栗原に左中間へ先制2ラン、3回には嶋にも右越え2ランを喫した。宮城出身の同郷である嶋とは高校時代、仙台育英と東北のエース同士というライバル関係で、昨季は1本塁打を含む3打数3安打と完敗。交流戦前のプロ野球選手会のライバル宣言で「今年は1本も打たせない」と誓ったが、返り討ちに遭った。

 連敗でチームは1勝2敗だった2~4日の西武戦以来5カードぶり、交流戦4カード目で初の負け越しを喫した。前日に首位から陥落し、エースとして落とせない一戦だった。前回登板までの6試合ではわずか1被本塁打。この日だけで3発を浴びての敗戦に「本当にチームに申し訳ない」と厳しく受け止めた。

 引退する新庄効果もありこの日、球場は大入り満員。だが広島の本塁打まで「大入り」では…。打線が低迷している今だからこそ、大黒柱には踏ん張り時だった。【高山通史】

[2006年5月22日8時44分 紙面から]

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