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日本ハム10連勝のスパート、首位に1・5

- 8回裏、3点追加に盛り上がる新庄(右)ら日本ハムナイン(撮影・黒川智章)
<日本ハム8-1オリックス>◇6日◇札幌ドーム
日本ハムが、止まらない。連勝街道をひた走る日本ハムが15安打の猛攻で、オリックスに8-1で快勝。交流戦最終戦の6月20日ヤクルト戦からスタートした連勝を、今季両リーグ通じて最多となる10に伸ばした。球団としても1961年(昭36)に前身の東映が11連勝して以来、45年ぶりの2ケタ連勝。試合のなかった首位・西武との差を1・5、2位ソフトバンクには0・5ゲーム差に迫った。
ヒルマン監督は、この勢いは本物と確信していた。そして、今後を見据えて、あえて賭けに出た。9連勝中、打率4割4分8厘(29打数13安打)の新庄をスタメンから外し、休ませた。連続でマスクをかぶる鶴岡、レギュラーの木元も外し、田中幸、マシーアス、高橋を並べた。「今日勝つベストを考えている。オーダー変更が吉と出るかどうかは5時間後には結果が出ているはずだ」。
起用は的中した。2回無死一塁から田中幸が右前にエンドランを決めた。5月30日以来の出場となったマシーアスがフェンス直撃の適時二塁打で先制した。この回に4点を奪い主導権を握った。8回には途中出場の稲田が初打点を挙げてダメ押し。15安打8得点の快勝だった。交流戦中に2軍に降格したマシーアスは「テレビを見ながら早く1軍で仕事がしたいと願っていた」と言う。
昨年秋から方針が変わった。1軍は外国人、ベテラン勢もスタメンを確約しない。その中で、森本、田中賢、鶴岡が急成長し、投手陣も安定感を増した。10連勝中の試合のチーム打率は2割8分8厘で50得点、防御率は1・48と投打がかみ合う。この日、お立ち台に上がった田中賢は「全員が勝ちに向かっている結果」と現状を表した。
前回10連勝の45年前、球団は前身の東映。日本ハムは徳島ハムという小さな会社だった。その年に入社した今村球団会長は68歳。「ネクタイが汚れて困るんよ」。この10試合、ゲンを担ぎ、同じジャケットとネクタイをつけて試合を見続けた。あと1勝で球団記録タイ。ヒルマン監督は「頭の中は次の試合でいっぱい」と言った。勝っても余韻には浸らない。さらに上を見ている。【上野耕太郎】
[2006年7月7日9時29分 紙面から]
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