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日本ハム八木がプロ最短2回0/3KO

2回裏、2点を失い渋い表情でうつむく日本ハム八木(撮影・黒川智章)
2回裏、2点を失い渋い表情でうつむく日本ハム八木(撮影・黒川智章)

<ソフトバンク5-0日本ハム>◇16日◇福岡ヤフードーム

 豪快な放物線を見送ると、覚悟を決めたようにうつむいた。日本ハム八木智哉(22)が「プロ初体験」をしっかり受け止めた。3点リードを許した3回。先頭打者ズレータへ、決め球のスクリューボールが高めに甘く入る。左翼席へ着弾したのを確認したヒルマン監督は「ちょっと疲れがあるだけ」と一切責めることなく、ベンチを出て交代を告げた。

 得意のソフトバンクにプロの洗礼を浴びた。今季は「幻のノーヒットノーラン」となった延長10回無安打無得点を含め2試合、計18回2/3で2失点、5安打。完ぺきに抑えていた得意の相手だった。初回に松中に先制打。2回にはさらに2点を献上した。「真っすぐにキレがなかった。遅い球ばかり狙われた」。

 常勝球団のしたたかな戦略に崩された。先発16試合目でプロ入り最短の2回0/3でKO。5回をもたずにマウンドを譲ったのはプロ2戦目、4月7日西武戦(札幌ドーム)の4回0/3、5失点降板以来2度目になった。「調子が悪くても真っすぐで押せるようになりたい」と反省材料へ変えた。

 延長で敗れた前回8日西武戦は8回途中まで松坂と互角の投げ合いを披露。この日も含め2戦連続で白星はつかめなかったが、その翌9日には松坂から握手を求められた。前半戦でチームトップ8勝の数字だけでなく「プロ」として認められた証しを、存在感でも刻んだ。開幕からローテ入りしてチームではただ1人、守り通した前半戦。八木がステップアップしていくための、大きな折り返し地点になった。【高山通史】

[2006年7月17日9時26分 紙面から]

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