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日本ハム八木、初回3失点で最短2回KO

- 2回で降板した日本ハム八木は汗だくになり引き揚げる(撮影・黒川智章)
<西武6-1日本ハム>◇5日◇インボイス西武
鉄仮面のように無表情のまま、現実を受け入れた。日本ハム八木智哉投手(22)が球場名物の長い階段を上りながら、淡々と言葉を絞り出した。プロ最短2回でのKO。ともに2ケタ勝利に王手をかけて臨んだ一戦だったが、西武涌井に先を越された。「調子は悪くなかったけれど、しょうがない」。学年で3つ下の右腕と、明暗がくっきり分かれた。
初回。いきなりリズムを崩した。先頭の佐藤に初球の直球を中前へはじき返される。犠打と安打で1死一、三塁とされ、カブレラの左犠飛で先制点を献上。直後に3連打を浴びて3失点だ。「真っすぐも変化球もうまく打たれた」。直球、持ち味の変化球も甘く入った。走塁死で何とかラッキーな3アウト目を奪った。だが続く2回、ベンチへ戻るとヒルマン監督に降板を告げられた。
勝てば球団の新人投手では同じ大卒左腕の90年酒井光次郎以来、16年ぶりの2ケタ勝利。自身の記録以上に、2位西武に1ゲーム差へ迫る、チームにも大きな1勝がかかっていた「すごく大事な試合だったのに…」。5敗目は西武戦2敗目。パ5球団で対戦防御率はダン然ワーストの5・27、登板3試合でいまだ白星なしだ。
前夜は試合開始から三塁側カメラマン席で西武の打者をチェックした。前回登板した7月8日の前夜も、ノートを手に打者の特徴をメモ。打倒西武への秘策を自ら練っていた。だがこの日も生かせず、早期降板で次回は中4日で、10日ソフトバンク戦で登板する見込みになった。「また次、機会があると思うので頑張る」。チーム、自分にとっても勝負の夏本番。順風満帆だった八木に試練が来た。【高山通史】
[2006年8月6日8時27分 紙面から]
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