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日本ハム金村が降板指令に激高!痛烈批判

4回裏、大塚に安打を許ししかめっ面の日本ハム金村(撮影・鈴木豊)
4回裏、大塚に安打を許ししかめっ面の日本ハム金村(撮影・鈴木豊)

<ロッテ8-4日本ハム>◇24日◇千葉マリン

 ここまできて日本ハムに内紛ぼっ発! 先発したエース金村暁投手(30)が、3点リードした5回2死満塁での降板指令に激高し、試合後に「絶対に許さない」とヒルマン監督を痛烈批判した。金村には5年連続2ケタ勝利がかかっていたが、勝ち投手の権利まであとアウト1つという場面での交代劇。試合も逆転で敗れた。25年ぶりのリーグ優勝がかかるプレーオフを前に、チームに衝撃が走った。

 痛い連敗を喫した直後、取材陣に囲まれたエースの口から思わぬ言葉が発せられた。

 金村「そういう采配で(ヒルマン監督は)勝ってきたと思っているんでしょ。外国人の監督は個人の記録なんてどうでもいいんじゃない。絶対に許さない…」

 何度も言葉を押し込もうとしたが、批判は続く。

 金村「(前日の)ダル(ビッシュ)の場合は(交代を)引っ張って後手後手。今日は…。あんな采配ないよ。プレーオフはダルと八木がいるから自分は投げないんじゃないですか。(首脳陣の)顔も見たくない」

 金村は4回まで6安打を浴びる苦しい投球ながらも1点に抑えていた。打線も追加点を挙げ4-1で迎えた5回だ。2死一塁から里崎に四球を与え、ここでブラウン投手コーチがマウンドへ向かい、一呼吸を置いた。だが続くベニーに左前に運ばれ2死満塁になったところで、ヒルマン監督が交代を告げた。あとアウト1つで勝ち投手の権利を得る目前での降板。その後、ロッカールームではグラブをたたきつけるなど大きな音が鳴り響いたという。

 結局、試合は逆転負け。金村にとっては個人的に意味を持つ試合だった。勝てば5年連続となる2ケタ勝利。あと1回1/3で6年連続の規定投球回数到達もかかっていた。今季は右ひじ痛で出遅れ、4月にはソフトバンク・ズレータに暴行を受け長期離脱したが、その2つを目標にしてきた。これまでチーム方針や継投について疑問を持つ場面があったとみられる。それがこの日の交代劇で、積もり積もったものが一気に噴出してしまったようだ。

 周囲の関係者によるとこの日の夜、金村は「感情を抑えられなかった。言い過ぎてしまった」と反省していたという。しかしシーズン1位へ大事な局面、一丸となるべき時に水を差すエースの発言。島田チーム統轄本部長は「話を聞かないと分からないが、もし本当ならば連続の10勝とチームの勝利のどっちが大切なのか。彼もそれなりの覚悟をしていると思う」と話した。

 厳罰が下される可能性も出てきた。早ければ今日25日にも登録を抹消。札幌ドームの練習にも金村は参加させず、球団側は都内でヒルマン監督、藤井球団社長らでこの問題を協議する。翌26日にも札幌の球団事務所で本人を交えた事情聴取が行われる。今後の練習参加を認めないという判断により、プレーオフへの出場も厳しくなった。罰金などの処分が下されることも確実な状況。来年取得するFAを待たずにトレード要員になる可能性も出てきた。【上野耕太郎】

 ◆高田GM「金村本人が勝ちたいのを分かっていて、ヒルマン監督は我慢しながら続投させていたと思うよ。投手だから、そういった気持ちがなくなってしまえばおしまいだが…」

 ◆白井ヘッド兼内野守備コーチ「我々がコメントする問題じゃない。常識の範囲で考えれば分かることですから。寂しい限りだね」

 ◆佐藤投手コーチ「それ(監督批判)はよくないな。チーム優先の時期だから。監督も引っ張って投げさせたのだから(5回の)1イニングはしっかり投げてほしかった。ちょっと話をしないといけない」

 ◆小笠原「困った…。こればっかりは一言で何とも言えない。残り試合2試合をやるしかない」

 ◆選手会長・金子「一戦必勝でミスは許されない展開だったわけですから」

[2006年9月25日9時2分 紙面から]

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