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日本ハム4巡目日大・長野が入団を拒絶

日本ハム入りを断った後、距離を置いて今成スカウト(左)を見送る日大・長野
日本ハム入りを断った後、距離を置いて今成スカウト(左)を見送る日大・長野

 日本ハムが大学・社会人ドラフト4巡目で強行指名した日大・長野(ちょうの)久義外野手(22)が11日、入団拒否して社会人ホンダへ進む意向を示した。この日、日本ハム側と千葉・習志野市内の合宿所で初交渉に臨み、入団意思がないことを伝えた。意中球団の巨人への愛着を決断の理由と説明。再交渉に応じない強硬な姿勢を見せ、2年後にプロ入りを目指す方向性を打ち出した。

 約1時間、日本ハム山田シニアディレクター(SD)今成スカウトと日大・鈴木博識監督(56)との4者会談だった。「声を荒らげたところもあった」(山田SD)「山田さんが激高した」(鈴木監督)と“大人の応酬”中でも、長野は冷静に気持ちを伝えた。「ホンダに行きます」。山田SDから「プロでやりたいのか、ジャイアンツでやりたいのか」と問われると、原監督を慕う長野は「ジャイアンツでやりたい」と答えたという。

 近日中にホンダ関係者が日大へあいさつに訪れ、長野が正式に入部意思を伝える。再度、話し合う余地も「会うつもりはありません」と否定。球団側は対応を再検討するが、山田SDは「決断は変わらないみたい。(意志は)固そう」と翻意は困難との見方も示した。鈴木監督が指名当日の発言に誤解があったとして弁明し、この日の会見中に泣きだす一幕も。ドタバタ劇の中でも、長野が初志貫徹を誓った「巨人愛」は今後も揺るぎそうもない。

 ○長野の揺れ動き

 ◆11月21日 巨人志望の長野は大学・社会人ドラフトで日本ハムの4巡目指名に態度を硬化。日大・鈴木監督は「(長野が)一番嫌いな球団」と激怒。社会人ホンダ入りを明言。

 ◆同22日 日本代表チームに合流。「(拒否の)気持ちに変わりはない?」と聞かれ「ハイ」と答え、進路を鈴木監督に一任した。

 ◆同23日 日本代表の合宿初日に参加。入団拒否の姿勢から一転「ファンと一体になっている球団」と前向き発言。

 ◆同24日 鈴木監督が本人の意思を尊重する構えを示す。さらに「一番嫌い」発言を撤回。

 ◆同25日 鈴木監督が日本ハムサイドと初の電話連絡。アジア大会後の指名あいさつを確約。

 ◆同26日~12月7日 アジア大会(ドーハ)に出場。韓国戦のサヨナラ本塁打など主軸として銀メダル獲得に貢献。

 ◆同10日 帰国。会見で「(社会人の)2年間は長くない」と微妙な発言。

[2006年12月12日8時31分 紙面から]

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