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糸数敬作投手/日本ハムNewFace5

- 昨秋の東都大学野球で7季ぶり17度目の優勝を決め抱き合う糸数(右)
[20]糸数敬作投手(22=亜大)
伸び盛りの東都MVP右腕が、北海道と地元沖縄の懸け橋となる。チームでただ1人の沖縄出身選手。年末年始は故郷で英気を養い「沖縄の人たちはみんな友達だし、みんな家族なんです。甲子園出場のときと同じように、たくさんの人たちに札幌ドームに応援に来てもらえるよう、どんどんアピールします」と誓いを新たにした。
沖縄・中部商時代は1年秋から右肩痛に苦しみ、不完全燃焼に終わった。亜大入学後、1年秋に初登板、2年春に初勝利とステップを踏み、この秋のリーグ戦で5勝を挙げた。MVPなど3冠に輝き、7季ぶりの優勝に貢献した。明治神宮大会決勝で日本ハム希望枠の早大・宮本に投げ勝ち、プロ入りの道が開けた。母朝子さん(48)は「(高校時代に)9カ月間ほど投げられず、苦しんだ分だけ、強くなれたのでしょう」と思いやった。
球速アップと新球マスターで「先発完投型」の投手を目指す。3年秋に最速148キロをマーク。さらに4年春からノーワインドアップ投法(投球時に振りかぶらない)を取り入れ「速いテンポでリズムがよくなりました」と分析する。11月の台湾遠征で最速150キロを記録。即戦力右腕として「もっと体を鍛え、球速を伸ばし、真っすぐと同じイメージで振り抜く、フォークを覚えたい。先発で投げたい希望はあります」と目標を掲げた。
すでに実家のある沖縄市で「後援会」が結成された。町内会および母校の仲間や恩師が中心となり、バックアップ態勢を整えつつある。「皆さんと一緒に札幌ドームに応援に行きます。今から楽しみですね」と朝子さん。地元名産の泡盛「残波(ざんぱ)」をこよなく愛する糸数は「皆さんの応援を力に変えて、家族に恩返ししたい。いつか庭付きの大きな家をプレゼントしたい」と大志を抱く。愛用のグラブに「力」と刺しゅうしている。【白船誠日】
○糸数アラカルト
◆生まれ 1984年(昭和59)11月7日、沖縄市生まれ。血液型A。
◆球歴 泡瀬小3年のとき「泡瀬ブルーパーズ」で野球を始める。美東中を経て中部商3年時に02年夏の甲子園出場。亜大時代の通算成績は登板25試合で8勝5敗。うち5勝は4年秋。昨秋の大学・社会人ドラフト3巡目で日本ハム入り。
◆ライバル 甲子園初戦で帝京に敗退。当時の相手エースでヤクルト希望枠の高市(青学大)、楽天希望枠の永井(東洋大)のほか、日本ハム希望枠の宮本(早大)に「やっぱり負けたくないですね」。
◆趣味 読者。好きな作家は大沢在昌、金城一紀。運動神経抜群でバスケットボールが得意。
◆駄菓子屋 沖縄在住の家族は両親と姉、兄、弟。母朝子さんは昨年11月、沖縄市内で駄菓子屋「ここ」をオープン。
◆サイズ 180センチ、88キロ。胸囲105センチ。
◆その他 50メートル6秒5、背筋230キロ 。球種は直球、カーブ、スライダー、チェンジアップ。
[2007年1月7日8時28分 紙面から]
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