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日本ハム金子洋に首脳陣が熱血英才教育?

日本ハム・ヒルマン監督(右)は金子洋を見ながらメモする(撮影・黒川智章)
日本ハム・ヒルマン監督(右)は金子洋を見ながらメモする(撮影・黒川智章)

 売り出し中のルーキーに、英才教育!? 日本ハムの金子洋平外野手(25=ホンダ)が1軍首脳陣の熱血指導で開幕1軍入り、定位置奪取に向かう。16日の練習で、平野外野守備走塁コーチ、淡口打撃コーチらから付きっきりで個人指導を受けた。持ち味の長打力はヒルマン監督の折り紙付き。実戦で5割超の打率を残す和製大砲候補は、17日の練習試合(対阪神)で6試合連続安打に挑む。

 本能だった。走者を置いてサイン付きの、より実戦に近い形で行われたシート打撃。無死二、三塁の設定で打席に立った金子洋は、カウント0-2から左中間突破の2点適時二塁打を放った。左から右への風向きを頭に入れ「理想はライトフライ(犠飛)でした。ただ、フォークが抜けてきたので」。臨機応変にバットを振り抜いた。

 白井ヘッド兼内野守備コーチのテストをクリアした。「サイン通りに動く方が楽。打つ技術など、ベースの力はある。チームの勝利に貢献してもらうため、状況判断の訓練が必要」とバントなどのサインは出さなかった。金子洋も「常に状況に応じた打撃を心掛けてます」と、意図を理解していた。

 バントや守備の練習時は犠打の名手、平野外野守備走塁コーチからマンツーマンの指導を受けた。バットの握り方や送球時のスローイングを修正され、さらにプロの世界を生き抜くための心構えもアドバイスされた。首脳陣の英才教育を受け「すべてにおいて高いレベルの野球を勉強させてもらってます」とどん欲に吸収している。

 ヒルマン監督の期待は膨らむ。この日の会見で「明らかに2~3のポジションがあいている。競争は激しい。レギュラーに決まりそうな選手は4人くらいしかいない」と新戦力の台頭に目を細める。フリー打撃後に指導した淡口打撃コーチは「(バントなど)できない人に言っても仕方ない。シーズンを想定して、彼はできるレベルにある」と高く評価する。

 宿舎の食事で「そんなに食べるんですか」と驚かれるほど、旺盛な食欲で体力を維持している。社会人時代に知り合った楽天河田が使用するスラッガータイプの細身のバットで安打を量産。外野陣の定位置争いに確実に前進する金子洋は「開幕まで1カ月。攻めの気持ちを忘れず、1軍に残りたい」と気を引き締めた。【白船誠日】

[2007年2月17日9時16分 紙面から]

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