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日本ハム糸井が快足で定位置獲得へ追撃

紅白戦で三塁打を放つ日本ハム糸井(撮影・黒川智章)
紅白戦で三塁打を放つ日本ハム糸井(撮影・黒川智章)

 豪傑ルーキーに「待った」をかけたのは転身野手だ。日本ハム「ポスト新庄」候補の1人、糸井嘉男外野手(25)が豪打&俊足で猛アピールをかけた。18日の紅白戦に白組5番右翼で先発出場。3点三塁打など2安打3打点と爆発した。レギュラー争いを1歩リードする新人の金子洋が無安打と沈黙したのを尻目に、追撃態勢に入った。

 評判通りの馬力だった。3回1死満塁の好機に紅組先発江尻から放った打球は、左翼・金子洋の頭上を低い弾道で越えていった。一塁を蹴り二塁へ、そして迷うことなく三塁を狙う。50メートル走5秒台の快足で、左越えを三塁打にした。「全力でやっただけです」。言葉通りの全力疾走で、首脳陣の視線をくぎ付けにした。

 最速150キロ超の速球も、制球難で“投手失格”の烙印(らくいん)を押された。昨年4月から身体能力を買われ、外野手として再出発。昨季イースタンで出場52試合、打率3割6厘、8本塁打を放った。ヒルマン監督も高く評価し、今キャンプで1軍に抜てきした。

 転向当初は走塁で前走者を追い越しそうになるなどボーンヘッドを連発。17日の阪神との練習試合でも平野外野守備走塁コーチから打球の追い方などで大目玉を食らっていた。わずか一夜で「昨日はヘコんだんで…」という汚名を返上。坪井、金子洋、紺田らと争う、新庄氏が抜けた外野の一角。金子洋に続く個性派ダークホースの登場で、大混戦となりそうな雰囲気が漂ってきた。【高山通史】

[2007年2月19日9時6分 紙面から]

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