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ダルの兄貴・日本ハム金森が初登板初勝利

お立ち台で笑顔の小谷野(左)と金森(撮影・黒川智章)
お立ち台で笑顔の小谷野(左)と金森(撮影・黒川智章)

<日本ハム3-2ヤクルト>◇25日◇札幌ドーム

 “初もの”のヤングパワーが、チームを上昇気流に乗せた。日本ハムの高卒1巡目ルーキー吉川光夫投手(19=広陵)がプロ初先発でヤクルト打線を6回6安打1失点に抑える好投を見せた。勝ち投手にこそならなかったが、及第点の先発デビュー。代わって、9回に3番手で登板した高卒4年目の金森敬之投手(21)が1イニングを3人で抑え、初登板初勝利だ。チームは今季初の5連勝、交流戦負けなしの3連勝で、今季初の貯金「1」とした。

 本人もびっくりの記念勝ちとなった。9回、日本ハム金森は2点ビハインドでプロ初マウンドに上がった。3人すべてを内野ゴロに仕留めると、その裏に逆転サヨナラ勝ち。「想像していなかった。うれしいです」。思わぬ形での初登板初勝利に、笑みがこぼれた。

 18日にリリーフ陣の強化にと、4年目で初めて1軍に呼ばれた。この日まで登板機会がなく「不安だった」。翌19日に2年目木下が完封勝利し、この日はルーキー吉川が先発で好投した。「刺激になった」と後輩の活躍を発奮材料にした。高校時代から持ち味だった、打者の手元で動く直球が効果を発揮した。「緊張して汗が止まりません」と試合後漏らすほどだったが、堂々の投球を演じた。

 ダルビッシュとは中学時代に所属したオール羽曳野での1年先輩にあたる。幼いころから知る後輩が、コーチ陣に「(金森を)早く投げさせてください」と言う姿を見た。「力ありますね、あいつは」とおどけて話した、頼れる後輩の援護? に結果で応えた。

 2軍で抑えを任された経験が心を強くした。「厳しい状況で投げることが楽しくなった」。ヒルマン監督は「よく投げてくれた」と評価。また1人、日本ハムに若い力が誕生した。

[2007年5月26日9時15分 紙面から]

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