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日本ハム8、9番の活躍で貯金量産モード

- 試合後、スタンドのファンの声援に応える日本ハム金子誠(撮影・長島一浩)
<日本ハム7-2西武>◇3日◇札幌ドーム
日本ハムが8、9番の猛打で、貯金量産態勢に入った。本拠地札幌ドーム9連戦の初戦で、西武を7-2で下した。過去本拠地で3戦全敗だった西口を攻略。腰痛を押して出場している9番金子誠内野手(31)が6回に走者一掃の勝ち越し適時打を放ち、新外国人で8番のミッチ・ジョーンズ内野手(29=3Aラスベガス)は4回に犠飛と8回に来日第1号本塁打。2人合わせて5打点と暴れた。貯金を今季最多の13に増やし、首位をがっちりキープした。
お立ち台でマイクを持って演説した金子誠が引き揚げてから苦笑いした。「しゃべりすぎた。久しぶりでうれしくてね」。そのお立ち台では「一番おいしいところは常に持っていこうと思ってます」と豪快に言い放った。2試合ぶりのスタメンで打の主役だった。
6回だ。同点に追いつかれた直後、1死満塁から走者一掃となる右中間二塁打をかっ飛ばした。勝ち越しだけでなく、札幌ドーム5連勝中、同ドームでの日本ハム戦は3連勝中の西口をKOする貴重な一撃。「今日の分岐点だったと思う。あそこで打てなければ本当に迷惑かけっぱなしだから」と安堵(あんど)の表情を見せた。
ギリギリの状態が続いていた。6月25日に癖になっているぎっくり腰を発症。体がくの字のまま動けなくなり「座れない、立てない、お尻もふけない。抹消も頭をよぎった」という状況だった。関係者も「いつもは痛いと言わない昔かたぎの人間が弱音を吐いたから相当なこと」と漏らしたほどだった。
交流戦打率1割7分8厘の不振に追い打ちをかけるようなアクシデントに「漢字で要と書くくらいの場所だから力が入らないのはつらい」。発症した翌日に病院で神経ブロック注射を打った。6月29日には復帰したが体の様子を日々見ながらで、1日にはヒルマン監督の配慮で陽に先発を譲り、休養に充てた。それだけに結果が欲しかった。
もう1人結果が欲しかったのが、札幌ドーム初見参の新外国人ジョーンズだ。8回に小野寺の148キロを完ぺきにとらえ、ファンで埋まる左翼スタンドにあいさつ代わりの1発を届けた。ダメ押し弾に「打った瞬間に行ったと思った。試合をこなすにつれて違和感なく打席に入れている」とにやけた。
昨年2日間メジャー登録されたヤンキースで打席なしも、今季3Aで19発の大砲として新加入。日本の靴を脱ぐ習慣に戸惑いながらも、はしの使い方を練習するなど日本文化に意欲的に溶け込もうとしている。札幌ドームの応援も、もちろん初体験で「雰囲気がいいね。熱気が伝わってくるよ」と振り返った。
ジョーンズ、金子誠の恐怖の8、9番に引っ張られた打線が今季14度目の2ケタ安打をマーク。6月17日以来の札幌ドームで3連勝を飾った。貯金は今季最大の13まで伸ばし、本拠地9連戦で絶好のスタートを切った。一時は最下位とどん底にいたが「4月とは別のチーム」と金子誠。札幌で首位固めだ。【村上秀明】
[2007年7月4日9時11分 紙面から]
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