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日本ハムが現役メジャー・スレッジ獲得へ

 日本ハムが、来季の新外国人選手として米大リーグ・パドレスのターメル・スレッジ外野手(30)の獲得を目指していることが28日、分かった。昨季にパドレス傘下3Aポートランドで24本塁打とパンチ力がある左打者で、外野だけでなく一塁の経験もある。今季泣かされた貧打解消の救世主として、現役メジャーに白羽の矢を立てた。

 リーグ2連覇を果たした日本ハムが、課題の打線強化として目を付けたのは、現役メジャーだった。パドレスのスレッジ外野手で、メジャー4年目の30歳。「外野でも一塁ができれば理想」(球団幹部)という方針のもと、補強リストから絞り込み作業を進めてきたが、獲得の方針が固まった。

 レギュラー定着を狙った今季のスレッジは、主に左翼で先発か代打で100試合に出場した。打率2割1分、7本塁打にとどまったが、メジャー通算25本塁打、100打点。メジャー初昇格したエクスポズ(現ナショナルズ)時代の04年には15本塁打を放ち、監督たちが選出する新人ベストナインに名を連ねた。当時指揮を執っていた名将ロビンソン監督から「将来は大物になる」と言われるほどの有望株だった。

 しかし、けがに泣き、メジャーでは大成しなかった。05年は右太もも裏の手術で戦線離脱し、06年1月にはナショナルズからレンジャーズに移籍直後、パドレスに移籍。3対3の大型トレードだったが、日本人メジャー大塚らとの交換要員になった1人だった。移籍後はメジャーとマイナーを行き来した時期もあったが、球団はメジャーでも将来を嘱望された潜在能力を高く評価している。

 日本ハムの外国人野手は、今季途中で加入したジョーンズ内野手は来季契約が残るが、主砲セギノールは29日が提出期限の保留者名簿に名前が載らず、退団が濃厚。スレッジとの契約交渉が順調に進めば、梨田新監督を迎えた新チームで打線の中軸が期待される。球団側は今季12球団最低の本塁打数、リーグ最低に終わった得点力のアップを見込んでいる。

 大きな金づちを意味する「スレッジハンマー」の愛称が付いたこともある左打者。現在もパドレスのロースターに残るが、今季の推定年俸が38万ドル(約4370万円)で、移籍でも比較的“お買い得”になる可能性もある。リーグ3連覇、日本一奪回を目指すチームで、本塁打、打点をたたき出す効果的なハンマーになれるか、注目される。

 ◆ターメル・スレッジ 1977年3月18日、アーカンソー州フェイタビル生まれ。ジョンFケネディ高-ロングビーチステート大。99年マリナーズにドラフト指名され、04年4月6日にエクスポズでメジャーデビュー。05年にナショナルズ移転後の初本塁打をマークしたが、同年5月に右太もも裏を手術し長期離脱。オフに大塚晶則らと3対3の交換トレードでパドレス移籍。メジャー通算291試合、打率2割4分7厘、25本塁打、100打点。今季は100試合、2割1分、7本塁打、23打点。今季の推定年俸38万ドル(約4370万円)。183センチ、84キロ。左投げ左打ち。

[2007年11月29日8時57分 紙面から]

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