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日本ハム稲田が管理職背番5で中田を教育

契約更改の場で中田ら新人の教育役に任命された稲田(撮影・黒川智章)
契約更改の場で中田ら新人の教育役に任命された稲田(撮影・黒川智章)

 稲田が5年目で“管理職”に就任した。日本ハムの来季契約更改交渉が29日、札幌の球団事務所で行われ、稲田直人内野手(28)は900万円増2100万円(推定)で1発サインした。

 席上、今季までの背番号54から、来季は5番に変わる。昨年の交渉の席で「1ケタ」を訴え「1年間1軍にいること」を条件とされた。それを果たし、念願がかなった。契約増額分の主要因となったムードメーカーとしての役割だけでなく、来季はチームの顔的存在も担う。「やらないといけないのは当然」と強い自覚を口にした。

 出世したのは背番号だけじゃない。球団から「教育係」にも任命された。「若手の仲裁役というか相談役というか、教わりたい人がいても話ができないようだったら、間に入りたい」と懸け橋的存在を目指す。当然、大物ルーキー中田翔の面倒もみる。同じ広島出身。「『じゃけんのう』をパクるなって最初に言わないと」とおどけたが、本心は真剣だ。「一般の人のイメージはあるようだが、僕はまだ会ったことがないので」と先入観は一切持たず、よき相談役として、バックアップしていく。

 来季は監督をはじめ、スタッフも代わる。稲田自身、社会人時代、チームの合併を経験した。「新しいチームは難しいから。経験したことを生かせれば」と円滑なチームづくりへ、献身はいとわない。

 年々存在感を増しているが、おごりは一切ない。「自分の評価に納得したら終わり」。社会人時代は遊撃も、プロ入り後は内野のあらゆる位置を試された。打球の違いに戸惑いもあったが、なえることなく、前向きに取り組んできた。結果、オールラウンダー稲田が誕生した。「与えられた仕事をしっかりやるだけ」。来季へ向け、その考えにぶれはない。【砂田秀人】

[2007年11月30日8時53分 紙面から]

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