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ダルがイチロー超え!球界最速2億円到達

- 2億円で契約更改し、笑顔の日本ハム・ダルビッシュ(撮影・黒川智章)
速いのは球だけじゃない。球界史上最速の2億円到達だ! 日本ハム・ダルビッシュ有投手(21)が22日、代理人とともに契約更改交渉に臨み、年俸2億円(推定)プラス出来高で一発サインした。7200万円から178%アップ、1億2800万円の大幅増。プロ4年目の2億円到達は、5年目で到達の和田(ソフトバンク)らを抜いて最速。球界のエースは、またも記録を打ち立てて最年少の2億円プレーヤーとなった。
ダルビッシュの「話していいですよ」という目配せが合図だった。会見で隣に座った代理人の布施裕弁護士が4年目の来季年俸について「額は2億円です」と明言。ダルビッシュはニヤリとしながら「2億円? どう思うもこうも2億円だなと。評価してもらいました」と付け加えた。
昨年に続いて代理人を務めた布施弁護士と球団側サイドで、これまでメールなどでの下交渉を実施。ダルビッシュ側は「2億円は絶対に譲れなかった」(同弁護士)というスタンスだったが、提示額は“一発回答”だった。島田チーム統轄本部長は「それだけ踏ん張ってくれた。目に見えないところの貢献度が大きかった」と評価した。
4年目での2億円到達は堂々の球界最速だ。布施弁護士は「誤解を恐れずに言うなら、ダルビッシュ、アメリカに行くなよ、というメッセージが(金額に)込められているのでは」と発言。球団側は「それはない」と否定した。ダルビッシュは1億円プレーヤーを経験することなく、一気に2億台に突入した。
昨季とは違い、越年せずにサインしたダルビッシュは「何か買いたいと言ったら、すぐにバッシングを受けるので」と周囲を笑わせながら「家族には何か買ってあげたい」とほほ笑んだ。使い道について、発展途上国に対する「水基金」など社会福祉活動や寄付の構想も口にした。
契約交渉では、金銭面以外に、環境面の整備についての要望を出した。中でも千葉・鎌ケ谷にプールの設置を球団に要求。オリックス清原が合宿所に設置したようなリハビリ用の小型プールで「故障者が1軍から行くこともあるし、僕はどうしても(設置して欲しい)というものがある」。球団側は「場所が難しいが考えます」と返答した。投手陣全体を考えたリクエストだった。
チームの契約交渉はこの日のダルビッシュが最後で、これで全52選手が一発サインした。「今年で終わりではないし、来年は新しいチームがスタートする。今年上げてもらった分、倍くらい返せるように頑張りたい」とダルビッシュ。開幕投手、結婚、リーグ連覇、MVP、五輪予選など充実の1年を終える球界のエースが、年俸でも超一流の証しを刻んだ。【村上秀明】
[2007年12月23日9時34分 紙面から]
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