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日本ハム宮西、カツラ受けなかったけど…

「ハゲズラ」でアップする日本ハム宮西(撮影・黒川智章)
「ハゲズラ」でアップする日本ハム宮西(撮影・黒川智章)

 つかみはOK! 日本ハムのルーキー宮西尚生(なおき)投手(22=関学大)が5日、ブルペンでキャンプ自身最多の62球を投げ込んだ。大学・社会人ドラフト3巡目の左腕は、吉井投手コーチから受けた球の握り方の助言で開眼。ブルペン投球前の全体練習時に披露したカツラの一発芸は受けなかったが、“吉井塾”で球のつかみ方をものにした様子だった。

 初日から緊張続きだった新人宮西が練習後、意気揚々と引き揚げた。「今日は良かったですね。何かつかんだ気がするんですよね」と声を弾ませた。キャンプ3度目のブルペン入りで、自身最多の62球。ルーキー左腕が、変化球を交えた熱のこもった投球で存在感を示した。

 投球途中だった。吉井投手コーチと会話を交わし、宮西がうなずいた。同投手コーチが師匠と呼ぶ権藤博氏から教わった「力の入れ方を伝えた」。力みをなくすため、柔らかく球を握る方法を伝授した。「指先の感覚や、考え方がためになった」。プロ1年生は、目からうろこが落ちる気分だった。

 初日は緊張したまま終わったが、日増しに調子を上げている。「だんだん良くなって、階段を上がっている状態ですね」。最速147キロとキレのある変化球で、首脳陣も1軍メンバーに抜てきするなど即戦力評価の素材。14日の紅白戦で“実戦デビュー”する予定だ。

 握りのコツはつかんだこの日は“新人の洗礼”も浴びた。全体アップの前にマイケルに呼び出され「ルーキーの決まり」と言って手渡しされたのが、上部の髪がなく横がアフロヘアのカツラ。昨季も山本、宮本が強制された一発芸だった。全員の前で披露したが反応は外国人以外は冷ややかだった。

 根っからの関西人で「カツラは中途半端で、完全にアウエーな気分だった。着ぐるみとかが良かった」と悔しがった? キャンプ中は同期中田と常に行動をともにするが、視線を集める相方に対し「僕は影武者ですよ」と笑う。それでも「対戦? 無理っすと言いながら、心の奥では斬(き)ると思っている」。新人左腕が注目を集める日も遠くなさそうだ。【村上秀明】

[2008年2月6日9時8分 紙面から]

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