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日本ハム梨田監督「中田三塁100%ない」

紅白戦開始前、談笑する梨田監督(右)と山下氏(撮影・長島一浩)
紅白戦開始前、談笑する梨田監督(右)と山下氏(撮影・長島一浩)

 日本ハム梨田昌孝監督(54)が7日、日刊スポーツ評論家の山下大輔氏(55)のインタビューに応じ、中田の育成方針などを語った。守備を含めて欠点が多々あるだけに、起用法では難しい面もある。この日の紅白戦でも欠点は目立ち、今後は周囲から厳しい声が出てくることも予想される。それでも梨田監督は、中田の育成法に迷いはなかった。(構成・飯島智則)

 山下「リーグ2連覇したチームだが、明らかな投高打低。打線…しかもセギノールが抜け、走者をかえす役目が課題となる」

 梨田「そう。新外国人のスレッジはそこそこやるでしょう。2割8分は行くだろうし、20本塁打でも、森本、田中、稲葉が前にいれば100打点はいくとみています」

 山下「中田という期待の星も入ってきた。昨年まで編成(楽天の編成本部長)をやっていた経験からすると、投手でエース候補は毎年ある程度は出てくる。でも、4番候補というのは、そうは出ない」

 梨田「うちは投手はしっかりしている。一方で札幌ドームが広いこともあって、チーム本塁打が73本しかない。楽天山崎が43本なんだから少ない。そういう意味でも、長打の内野手というのは必要ですね」

 山下「彼をどう使うか。素材は素晴らしいが、開幕が近づくにつれて、評論家などからは『時間がかかるのでは』という声が出てくるだろう」

 梨田「今日(7日)の紅白戦で山下さんには分かると思うけど、三塁の守備は計算できない。でも、ファームの素材ではない。しばらくは連れて回るつもりだし、僕は(開幕1軍に)残るんじゃないかと思っています」

 山下「レギュラーはどうか」

 梨田「サードでは100%ないでしょう。うちは投手がいいチームだから、守備のほころびからチームそのものの力が下がってしまう恐れがある。外野といっても、うちの外野は競争が激しい。一塁かDHで使うことになるだろうが、最初から楽な方に持っていくことはないと思って三塁をやらせています」

 山下「確かにサードの経験は、ほかの位置にいっても役立つだろう。いろんな打球はくるし、バントシフトもある。その考えには賛成だね。今日の守備を見ても、打者が打つ瞬間でも体重が真下にかかったまま。前に出てこない」

 梨田「まずは守備は見ないようにして…でも、雰囲気はありますよ。今日の紅白戦でも、1歩間違えればスタンドインと思わせるものはあった」

 山下「確かに存在感はあるね。ファウルボールでベンチごとひっくり返って、スタンドを沸かせていた」

 梨田「最高ですよね。なかなか後ろにはいかない。まあ、キャンプからこれだけ注目してもらうのも、すごいことですよ」

 山下「まだ18歳。人間的にもどう成長していくか」

 梨田「そう、まだ高校生です。今日の紅白戦でも、ネクストでひざを立てて座っていた。高校野球がそうだから。僕も高校からプロ入りしたから、よく分かるんですよ。最初のキャンプなんかキョロキョロするだけ。大学を出た人の落ち着きはない。中田は注目されて重圧もあるでしょう。まあ、細かいこと言うより黙っていようかと。コーチは言うだろうけど、僕は黙っています」

 山下「将来的に4番を打てる逸材に間違いない」

 梨田「同期入団で大平(成一、18=波佐見)という選手がいるけど、すごく打撃がいい。いずれ中田とクリーンアップになる。そうすれば田中(賢介)が3番とか、外国人選手に頼らない打線になる。ここ2、3年では分からないけど」

 山下「監督自身、リーグ連覇したチームを率いる重圧があるでしょう」

 梨田「最初は思ったけど、今はこのチームならばいけると考えている。連覇して投手陣が疲れているところがあるけど、山本、中村、植村…新たな力が出てくれば、点差がある時にマイケルや武田久を休ませられる。ダルビッシュが五輪で抜けることも考えていかなければいけない」

 山下「チーム全体としてみれば、ここまで順調といっていい」

 梨田「多田野(数人、27=3Aサクラメント)の故障(左手首骨折)は痛いね。先発に入ってくると思っていたから」

 山下「ただのケガじゃなかった(ダジャレが得意な梨田監督に先制)」

 梨田「複雑な骨折だったということで、私の気持ちも複雑(イマイチ?)」(敬称略)

[2008年2月8日9時22分 紙面から]

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