北国の冬はやっぱり寒い-。ちょっと気が重くなる季節、元気になるイチオシ商品を探したところ…、ありました。最近、口コミで話題になっているのが株式会社パークスが販売する「朴さんちのラーメン」。北海道発のこの商品、真っ赤なスープは常識を超える逸品。寒さが身に染みる日々、1度試してみてはいかが。

北海道でブームの兆しを見せている商品がある。乾燥めんの「朴さんちのラーメン」だ。札幌で販売しているスーパーは1店舗のみ。あとはネット販売だが、宣伝をほとんどしたことがないという。そんなラーメンが売れているという情報を耳にした。札幌市内にあるオフィスに直接出向き、ベールに包まれた逸品に迫る。実際に売り上げを聞いてみると…。「売り上げは昨年に比べ2倍でしょうか。口コミやリピーターが拡大していますね」。営業を担当する松田さんは証言した。

味は「しょうゆ」と「キムチみそ」の2種類。北海道小麦100%使用のめんをたっぷりのお湯でゆでる。「ほぐすべからず」がコツ。時間は4~5分だ。赤いスープと札幌ラーメン特有の中太ちじれめんが絡み合う。生めんと間違うほどの食感だ。適度な辛さがゆっくりと体の奥へ届いていく。一口ごとに温まる。いや、熱い。窓の外は氷点下のなか、汗がふき出した。スープをゆっくりと時間をかけながら飲み干す。濃厚な「甘み」と「辛み」。感想を一言で表現するなら「後に引く味」だ。人気の秘密はその「中毒性」にあると感じた。

訴えかけてくるこの風味を冷静に分析した。
★ポイント1 「独特のコク」
★ポイント2 「生と間違えるほどのめんの出来」
★ポイント3 「札幌と韓国の味の相性の良さ」
1はタレに秘密がある。商品企画開発を担当した朴さんがハルモニ(おばあちゃん)の味を求めて、こだわり抜いた。辛さだけではなく、甘さとコクが他ではまねのできない味を作り出している。
2は朴さんが足で稼いだ。北海道中の製めん所を訪ね、独自のスープに合うめんを探し出した。3日3晩乾燥させる製法のため、食感が限りなく生めんに近いのだ。
3は札幌ラーメンと韓国の「コラボ」の相性の良さだ。札幌ラーメンに韓国のスープがこんなに合うなんて、発見だ。柔らかみのある札幌のめんとピリ辛だれ。1度体験するとクセになる。

1993年(平成5)に札幌で販売を開始。1度に大量購入する熱狂的なファンも生み出したが、惜しまれながら99年に生産を中止した。忘れられないファンは、あきらめられなかった。製造元へ生産再開を求める声もあった。東京で就職していた朴さんも再び立ち上がった。製めん所を回った。毎日の試食で急性胃炎をおこした。泣きながら食べた。幼いころの思い出の味を取り戻すために必死だった。差別化を狙い、販売もネットのみで勝負した。2002年に再開し、06年から本格的に販売を開始した。

食べ方もいろいろだ。
<シンプルに>「ラーメンで食べるのなら、あまり具をいれないほうが良いかもしれません。ネギ、モヤシ、チャーシューと玉子くらいでしょうか」(中村和子代表取締役)
<1度で2度おいしい>「チゲ鍋が最高!先にスープで鍋を作り、お好みで具材を食し、最後に朴さんのめんを投入。ネギとシイタケで煮込んで召し上がってください。更にスープが残ればオジヤにしてもよし…。楽しみ方はイロイロです」(松田さん)

「北海道土産って結構、マンネリになっているかも」という方にも朗報だ。お歳暮など贈答用に「朴さんちのラーメン」を注文する人も多いという。ほとんどの人が初体験になるはずの逸品。「北海道の目利き」と呼ばれるかも。

直接購入できるのは札幌市内にあるスーパー「フィノッキオ」のみ。住所は札幌市中央区双子山1丁目7番4号。電話は011・561・9457。営業時間は午前9時~午後10時まで。
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