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「ミートホープ」一族に年1億3000万円

 苫小牧市の食肉加工販売会社「ミートホープ」による食肉偽装事件で、同社が2006年度に、田中稔(みのる)社長(68)と当時の役員だった妻、三男の恵人(よしひと)専務(33)に計約1億3000万円を支払っていたことが27日、分かった。信用調査会社の東京商工リサーチ北海道支社は「役員が会社を食い物にしていたため、会社に今回の厳しい経営状況に対応する体力が残っていない」と指摘している。

 商工リサーチによると、ミート社は06年3月期決算で田中社長、妻、恵人専務の3人に計5280万円の役員報酬を計上。妻には役員の退職金8000万円を支払った。商工リサーチは退職金支払いの理由として「節税目的で、利益を圧縮しようとした意図がみえる」としている。ミート社元幹部は「妻はパート勤務が実態だった」と証言している。

 同期の売上高は約16億4500万円、経常利益は約8500万円あった。妻への高額な退職金に加え、系列会社に食肉を通常価格の2割引きで卸していたことが税務当局から寄付行為と指摘されて追徴課税され、純利益は約3100万円の赤字になった。

[2007年6月27日20時52分]

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