坂田「第3の男」返上へ内藤と統一戦要求

- ボクシングの2007年度年間優秀選手表彰式でファイテイングポーズを取る、最優秀選手賞の内藤大助(中央)と技能賞のホルヘ・リナレス(左)、殊勲賞の坂田健史
WBA世界フライ級王者の坂田健史(27=協栄)が「第3の男」を返上する。07年度ボクシング年間表彰式は23日、東京ドームホテルで行われ、殊勲賞の坂田は、最優秀選手賞のWBC王者内藤大助(33)との年内の王座統一戦を熱望した。この日は前回対戦以来、6年半ぶりの対面だった。同門の亀田興毅(21)も3月の内藤-ポンサクレック戦勝者への挑戦を目指す。昨年までは内藤、亀田の陰に隠れがちだったもう1人の世界王者が話題のフライ級戦線で存在感を示す。
寡黙な男が、珍しくストレートに思いを口にした。坂田は「王者同士のカードは魅力がある。みんなが見たいカードだと思うし、戦いたい」と内藤との王座統一戦を望んだ。年間表彰式で内藤と対面しても、互いに握手はしなかった。「現役同士だし、仲良くしている場合じゃないから」とライバル意識を燃やした。
昨年はWBC王者内藤の年だった。10月に亀田大毅を破ると、国民的な人気も獲得。知名度ある亀田とともに、フライ級戦線の話題は内藤と亀田に持っていかれた。「(内藤の)人気は正直、うらやましい。自分ももっと知ってもらいたいし、今年は主役になれるように頑張る」。内藤戦への意欲は、自己アピールの第1弾だった。
内藤とは因縁もある。日本王者時代の01年7月に対戦。互いに譲らず、試合は判定に持ち込まれ、引き分けに終わった。王座防衛こそ成功したが、悔いを残す試合だった。「あの試合は接戦だったけど、勝ったと思っている。次も勝つ自信はある」。年内の王座統一戦で完全決着を狙う。
同門の亀田も内藤-ポンサクレック戦の勝者との対戦を希望する。3月は内藤-ポンサクレック戦をはじめ、同中旬には亀田の再起戦、同下旬には自らの3度目の防衛戦が控える。まずは次戦、2人を超えるような激しい戦いで、自分の存在感を示すつもりだ。【田口潤】
[2008年1月24日 紙面から]
