野太いコールと黄色い声援
<決戦10・11内藤vs大毅>
内藤-大毅戦は観客席も真っ二つに分かれる。30歳以上の男性ファンが8割を占める内藤応援団に対して、大毅の応援団は約4割が10~20代の女性ファン。日本人対決だけに一進一退の展開になった場合は、会場の声援が判定に影響することもある。両応援団も臨戦態勢に入った。
内藤の地元北海道からは約200人の後援会関係者が駆け付ける。男たちの野太い声で会場を「内藤コール」一色に染める。決戦に備えて応援コールも統一して練習してきた。「行け行け内藤、ゴーゴー内藤」。太鼓を持ち込み、試合開始前から終了まで断続的に叫び続け、会場のアンチ亀田ファンにまで広げるつもりだ。正源昭会長は「内藤コールで会場をいっぱいにしたい」と話す。
大毅側は対象的だ。東京葛飾後援会の応援団250人のうち約100人が若い女性。うちわ、応援プレート、ペンライトなどを使って華やかな応援と、黄色い声援で盛り上げる。最近はアンチ亀田ファンも増えているが、若い女性の人気は依然根強い。フリーターの青木奈恵さん(20)は「有言実行の姿勢にあこがれるし、歌もかっこいい。今度もKOで勝ってくれるはず」と話す。
両応援団の人数に大差はない。勝負は残る5000人以上の一般のファンをどう取り込むか。内藤側のアンチ亀田ファン取り込み作戦に、亀田の東京葛飾後援会関係者も「クリーンヒットではなくても、パンチが一瞬でも当たれば歓声を上げる。少しでも判定を有利にしたい」と意気込む。リング上同様、観客席では激しい「代理戦争」繰り広げられる。【バトル取材班】
[2007年10月5日 紙面から]
