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駒苫甲子園V戦士・鷲谷さんが米留学

自宅前で素振りをする鷲谷さん
自宅前で素振りをする鷲谷さん

 駒大苫小牧を今春卒業した甲子園V戦士の鷲谷修也さん(18)が、米国留学を目指し、地元・登別で充電中だ。鷲谷さんは05年優勝、06年準優勝と夏の甲子園に燦(さん)然たる足跡を残した。多くの仲間が現在も白球を追っているのに1人、市民プールと英語塾に通っている。

 予定では8月下旬にカリフォルニア州の英語学校に入り、来年1月に短大へ。2年後、4年生の大学に編入する。「野球部には入りますが強い大学を選ぶことはしない。勉強をします。メジャー? それは無理です。将来は外資系の企業に勤めたい。そして世界中に友人を持ちたい」と熱っぽく語る。

 外国への思いが募ったきっかけは、高校3年の時に受けた地理の授業だった。「地理の先生が話してくれた、いろいろな国の話に感銘を受けた。すごいなと思った」。日本の、それも野球のことしか知らなかっただけに、感銘はあこがれに変わった。

 大学は国立の筑波大を受験。「(私大に)野球で行くと野球しかやれない。それはいやでした。筑波でスポーツトレーナーの勉強をして、選手らといろいろな国を回れれば…なんて」。桜は咲かなかった。即、留学を決意。甘い夢を見ていた自分を吹っ切った。「今思うと落ちて良かったのかも」。

 高校3年間で得た一番のものは甲子園優勝ではなく「応援してくれる人への感謝の気持ち、人の温かさを知れたこと」という。同期の楽天田中の活躍が励みという18歳。新天地に挑む気概では負けないつもりだ。【本郷昌幸】

 ◆鷲谷修也(わしや・なおや) 1988年(昭和63)10月3日、登別市生まれ。小学3年から野球を始め、駒大苫小牧では2年春、同夏、3年夏と3回甲子園に出場。昨夏の青森山田戦では本塁打を放ち、大逆転勝利に寄与した。家族は両親と姉。

 ◆駒大苫小牧卒業生の主な進路 昨夏の甲子園準優勝チームの「顔」というべきエース田中はプロ・楽天ですでにローテーション入り。不動の4番だった本間は昨秋の明治神宮大会Vの亜大(東都大学)に進学、春季リーグのベンチ入りを果たした。3番を打っていた中沢も国学院大(東都大学)でベンチ入り。地元組では苫小牧駒大(道6大学)の岡川がオープン戦で起用され、結果を残している。就職は山口だけで、愛知の軟式強豪チームに入った。

[2007年4月6日9時24分 紙面から]

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