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駒苫主砲が衝撃デビュー!本間初打席は…

高校時代より左足の上がり方が高くなった、本間のフォーム
高校時代より左足の上がり方が高くなった、本間のフォーム

 駒苫の主砲から東都の主砲へ。10日開幕した東都大学野球春季リーグ(神宮)で、亜大・本間篤史(1年=駒大苫小牧)が鮮烈デビューを飾った。先輩・林裕也二塁手(2年=駒大苫小牧)がいる駒大との開幕戦に、8番左翼でスタメン出場。初打席の2回表、1死三塁から中前適時打を放ちチームに2点目をもたらした。試合は2-3で敗れたが、今後の活躍を期待させる大学初戦となった。

 亜大唯一の1年生スタメンが、初打席で結果を出した。スクイズで先制し、なお1死三塁の好機に、本間が打席に立った。「『三振してもいいから思い切り行け』と言われていたので気持ちが楽だった」。スライダーをとらえた打球は、詰まり気味だったが振り抜いていた分、内野手の頭を越えた。一塁上で右拳を小さく握り締めた。

 2打席目はチェンジアップにタイミングが合わず空振り三振。7、9回も飛球に倒れたが、4打数1安打1打点。「将来のクリーンアップに」と期待する生田勉監督(40)は「今は結果を気にするより、1部リーグの投手を数多く経験してもらえればいい」と話した。

 つまずきからのスタートだった。駒大苫小牧不動の4番として夏の甲子園で優勝と準優勝を経験した男が、大学では春の沖縄キャンプメンバーに漏れた。昨夏88キロだった体重が、入寮時には91キロになっていた。「まだ体ができていない」と、その他大勢の扱いをされた。居残り部隊に交じり半月間、ひたすら走り続けた。オープン戦後半から試合に使ってもらえるようになり、結果を出してこの日を迎えた。体重は85キロまで絞れていた。

 駒苫の仲間からも力をもらった。この日、開会式の前に駒大の林、国学院大の辻寛人左翼手(2年)から激励された。「懐かしかった。好きな先輩だったのでうれしかった」。9日には同期の楽天田中と電話で話した。「8番レフトで出ると言ったら、びっくりしていました」と笑顔をみせた。

 いずれ対決もあるであろう、早大の斎藤佑樹投手(1年=早実)に対しては「いい刺激として頑張りたい」とだけ言った。同じ全日本高校選抜メンバーとして負けられない思いは強い。さらなる飛躍へ、堂々デビューにもおごることなく、表情を引き締めた。【本郷昌幸】

<本間こんなにすごいぞ>

 ◆不動の4番 駒大苫小牧では1年秋の明治神宮大会から4番に座る。2年夏からは打順の変更なし。

 ◆高打率 高校通算打率は3割8分7厘。1発だけではなく確実性も兼ね備えている。

 ◆ホームラン 高校3年間で公式戦通算17本塁打を放った。1年秋の明治神宮大会1回戦新田(愛媛)戦では2本塁打を記録した。

 ◆勝負強さ 高校3年間で74試合に出場。試合数を上回る93打点を挙げた。チャンスに強いバッティングも魅力の1つ。

 ◆主将 高校3年夏の甲子園開幕を前にエース田中に代わり新主将になった。明るいキャラクターでチームをまとめた。

[2007年4月11日9時29分 紙面から]

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