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旭川大が3年ぶり4度目V/北海道6大学

3年ぶり4度目の春季リーグ優勝を決めた旭川大ナインは喜びを爆発させる
3年ぶり4度目の春季リーグ優勝を決めた旭川大ナインは喜びを爆発させる

<北海道6大学野球:旭川大12-2道教大旭川>◇第5節最終日◇27日◇苫小牧緑ケ丘

 旭川大が3年ぶり4度目の春季リーグ優勝を果たした。第1試合で道教大旭川を6回コールド12-2で破り、8勝2敗で王手。前日まで7勝2敗で並んでいた東農大生産学部が第3試合で敗れたため、栄冠を手にした。北原利明監督(57)が就任3年目の今年、意識改革に着手。初のプロ野球選手・日本ハム内山雄介投手(22)を輩出した効果もあり、モチベーションが上がった。全日本大学選手権(6月12日開幕、神宮ほか)は九州勢との対戦が決まっている。

 バックネット裏スタンドで試合を見ていた旭川大ナインの喜びが爆発した。東農大生産学部-苫小牧駒大。同点で迎えた9回裏1死一塁。苫小牧駒大のサヨナラ本塁打での勝利に、多くの選手が両手を突き上げた。グラウンドの上で勝って決めることはできなかったが、喜びに変わりはなかった。「本当にうれしいの一言に尽きる。(就任から)3年間長いようで短かった」。そう感動を表した北原監督は閉会式後、3度宙に舞った。

 1戦ごとにチームはたくましくなった。初戦は道東海大に0-1で敗戦。それでも試合後に北原監督は「手応えを感じた試合だった。結果はついてくる」と選手に呼び掛けた。新チームで取り組んできた意識改革の成果が見えていた。

 今年2月。北原監督は2~4年生44人と個人面談を行った。1人平均30分。就任3年目で選手が何を考え、どうしたいのか対話で理解しようとした。工藤祐輝主将(4年=駒大岩見沢)は「監督が代わってから戸惑いもあって、2年間は気持ちのつながりがなかった」と振り返る。見えない壁は約1カ月をかけて打ち破られた。選手の意識は変わり、午前7時の全体練習開始1時間前から個人練習に励むようになった。

 旭川大初のプロ野球選手が向上心の種を植えた。昨年のエース内山が日本ハムに入団。北信越BCリーグにも1人が加入したことで、プロを目指す選手が増えた。エース栗原佑典(2年=茨城・中央)は「(プロを)身近に感じるようになった」と話す。北海道で負けていてはアピールの機会も少ない。自然と気持ちは全国へ向いた。

 「神宮での戦い方は、まだそこまで…。相手は九州勢でしたよね?」と北原監督。常に神宮を意識し、通過点の「春」を制覇した。【北尾洋徳】

[2007年5月28日9時49分 紙面から]

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