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JR北海道が東芝に完敗/都市対抗野球

- 準決勝で敗退しグラウンドに一礼して引き揚げるJR北海道ナイン
<都市対抗野球:東芝10-1JR北海道>◇3日◇東京ドーム◇準決勝
JR北海道(札幌市)がついに力尽きた。決勝進出をかけた東芝(川崎市)との準決勝は1-10で完敗した。先発した清野隼斗投手(27)がつかまり、救援した頼みの綱・神田幸輝投手(35)も相手の勢いを止められなかった。それでも88年の大昭和北海道(白老町)などと並ぶ、北海道勢13度目の4強。応援席からは健闘をたたえる拍手が鳴りやまなかった。
無安打投球を続けていたJR北海道の先発・清野が、4回につかまった。この回、東芝打線に4長短打を食らい、2失点KO。JRは神田にスイッチしたが、1回戦から4連投、この3日間は3連投となるエースの球には切れがない。5回に4安打を許し、内野の失策もあり6失点。大勢が決まった。
それでも選手たちはあきらめない。10点差がついた7回表、岡田宏捕手(27)の左前適時打で1点を返した。7回コールド負けを拒否する、意地の一打。その後も若手投手らの継投で点を許さず、9回まで戦い抜いた。高岡茂夫監督(57)は「最後まであきらめない、というスローガン通りやってくれた」と高く評価した。
東芝は強かった。清野は「あそこまで真っすぐを振り切られるとは」と脱帽。神田も「変化球を見られた。コーナーを突けば突くほどカウントも悪くなって…」とさばさばした表情で語った。だが、「出ると負け」のチームから変身したことも確か。高岡監督は言った。「選手は自信をつけてくれた。大きな財産になる」。神田は「道内の高校生や大学生がJRでやりたい、と思えるチームになりたい」と、さらなる躍進を誓った。
「関東のレベルがわかったと思う。あそこを倒さないと黒い旗(優勝の黒獅子旗)は手に入らないんだと、選手らに言いました」。チームを率いて6年目の指揮官は、はっきりと次の目標である全国制覇を口にした。「(15年に予定されている)北海道新幹線が津軽海峡を越える前に、黒獅子旗を越えさせたいんです」。その日が近いことを予感させるに十分な戦いぶりだった。【本郷昌幸】
[2007年9月4日8時57分 紙面から]
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