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JR北海道5年ぶり代表切符/社会人野球

5年ぶり2度目の代表切符を手にしたJR北海道ナインは高岡監督を胴上げ
5年ぶり2度目の代表切符を手にしたJR北海道ナインは高岡監督を胴上げ

<社会人野球日本選手権北海道予選:JR北海道4-1室蘭シャークス>◇23日◇札幌円山◇決勝

 都市対抗4強のJR北海道が室蘭シャークスを4-1で退け、5年ぶり2度目の代表に輝いた。JR北海道・神田幸輝(35)と室蘭シャークス・瀬川隼郎(20)の投手戦で幕を開けた決勝は、6回表にJR北海道がDH乙須正太(24)の2点適時二塁打などで3点を先取。2番手の清野隼斗(27)への継投で反撃を断った。全国大会は11月15日から京セラドーム大阪で行われる。

 わずか4安打のJR北海道が、8安打の室蘭シャークスをねじ伏せた。0-0で迎えた6回表1死二塁から、4番船越隼人一塁手(27)が右中間二塁打で1点先制。さらに初スタメンを張った2年目の乙須が2死一、二塁の場面で左翼線を割り2点追加。この試合2本目と3本目の安打が試合の流れを決めた。殊勲打の乙須は全国大会開催地の大阪出身。「これで故郷に凱旋(がいせん)できる」と笑った。

 JRの今季のスローガン「『結束』~絶対にあきらめるな~」は選手からの公募で、後半部分の「絶対に-」は乙須の案。その提案者自身も今年の7月に右肩を痛め、1カ月も試合に出られなかった。乙須は「(同じ捕手の)岡田さんもけがをしていた時でチームに迷惑をかけた。信頼を取り戻すには打撃で結果を出すしかないと思った」という。左投手のこの試合で左DHの須藤を押しのけ初スタメン。そして見事に結果を出した。

 スローガンはまさにチームの長く厳しい歴史を物語る。企業チーム全盛時、JRは「5強」と呼ばれたチームの壁をどうしても越えられず、全国は遠い遠い存在だった。だが時代は変わり「5強」はすべて休部に追い込まれ、JRだけが生き残った。そして創部99年目で初めて都市対抗で1勝、そのまま4強まで勝ち上った。チームも個人も「決してあきらめない」からこそ浮上できた。

 続くは未勝利の日本選手権全国大会。高岡茂夫監督(57)は「まずは初戦突破が目標だが、今度は単独チームでの大会だから、うちにも(優勝の)チャンスがある」と話す。補強選手軍団・東芝(川崎市)に敗れた都市対抗以上の躍進が期待できそうだ。【本郷昌幸】

[2007年9月24日9時2分 紙面から]

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