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室蘭大谷高FW宮沢、日本代表夢じゃない

シュートを放つ室蘭大谷のFW宮沢
シュートを放つ室蘭大谷のFW宮沢

 将来の日本代表だって夢じゃない。U-17(17歳以下)日本代表のFW宮沢裕樹(2年=室蘭大谷高)が今日11日、同代表合宿に参加するため、北海道を出発する。宮沢は14日に開幕する国際ユースIN新潟に出場する同代表に初召集された。まだ全国的には無名だが、今大会での活躍をきっかけにその存在をアピールするつもりだ。

 将来の日本代表に向けたチャレンジへの第一歩を踏み出した。ドイツW杯が閉幕した9日(日本時間10日未明)、宮沢が将来のW杯を目指し、大きな夢を抱いた。「サッカーをやっているからには上でプレーしたい気持ちはある。いつかは代表に入りたい」。小学2年でサッカーを始め、A代表と同じ青いユニホームを初めてつかんだ。

 北海道勢のU-17代表入りは、02年の帯広北FW田中康平(J1鹿島)以来、4年ぶり。初代表初招集には運も味方した。14日に始まる今大会は全国のプリンスリーグと重なり、Jクラブのユースに所属する選手の多くが辞退した。同代表のアシスタントコーチに山橋貴史氏(ベアフット北海道U-15監督)が選ばれたことも影響した。当初は選出に戸惑い、参加するか悩んだ時もあったが「成長すれば、チームのためになる。初代表でも、いつも通りのプレーをしたい」と気持ちは吹っ切れた。

 プレーの持ち味はボールのキープ力と、181センチの体格を生かしたヘディング。得点嗅覚(きゅうかく)にも優れ、勝負強い。6月の高校総体北海道予選決勝では全2得点を奪い、チームを逆転勝利に導いた。加藤栄治監督(49)は「ここ10年の逸材かも知れない。可能性を秘めているし、これからの子。まだまだ成長すると思う」と期待を寄せた。

 ドイツW杯では20歳前後の選手も活躍した。ポルトガル代表MFのC・ロナウド、ドイツ代表FWのポドルスキは21歳。宮沢も4年後は21歳。将来的にはオシムボーイズの一員になる可能性も決してゼロではない。「W杯は年齢も近く、世界が近く感じた。1つ1つのプレーがとにかく速かった。刺激になった」。日本代表を夢で終わらせない。【長島一浩】

 ◆宮沢裕樹(みやざわ・ひろき) 1989年(平成元)6月28日、室蘭市生まれ。室蘭大沢小2年でサッカーを始め、中学時代は室蘭大沢FCに所属し、MFとして活躍。高校からFWを務め、1年からレギュラー。好きな選手は横浜FWの久保竜彦。好きな教科は現代文。家族は母と兄。181センチ、66キロ。血液型はB型。

 ▼主な北海道出身のユース年代の日本代表 札幌白石高出身のDF川口卓哉氏(現札幌U-15旭川コーチ)は95年U-17世界選手権で日本代表の主将を務めた。室蘭市出身の財前宣之(現山形)は93年U-17世界選手権に中田英寿氏とともに出場。北海高出身のMF山瀬功治(現横浜)は01年世界ユースに出場した。帯広北高出身のFW田中康平(現鹿島)、札幌ユース出身のMF藤田征也(札幌)らもユース年代の日本代表に選出されている。

[2006年7月11日8時57分 紙面から]


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