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室蘭大谷、惜敗も悔いなし/高校サッカー

室蘭大谷FW樋渡(左)はゴール前に攻め込むも作陽DFに阻まれる
室蘭大谷FW樋渡(左)はゴール前に攻め込むも作陽DFに阻まれる

<全国高校サッカー:作陽0(4PK2)0室蘭大谷>◇3回戦◇3日◇駒沢

 室蘭大谷が8強進出を逃した。作陽(岡山)との対戦は80分で決着が付かず、0-0でPK戦にもつれ込んだ。相手3人目にGK山田賢二主将(3年)が好セーブもみせたが、2-4で敗れた。

 好機を生かせなかったのが痛かった。前半19分だ。加藤栄治監督(49)が「あれが入っていれば…」と悔やんだFW宮沢裕樹(2年)のシュートはゴールポストに阻まれた。後半8分にもMF西山峻太(2年)のシュートがクロスバーにはじかれて垂直に落下、インゴールにも見えたが認められなかった。

 05年度の北海道予選敗退後、新チームはゼロからスタートした。部員は4チームに分けられ、レギュラー争いの紅白戦が行われた。試合後は選手ミーティング、そして再び試合。「自分たちで考える」をテーマに繰り返し行った。3年生を中心に「守備を固めてから得点機をうかがう」で意識も統一された。山田主将は「組織的にやれた。素晴らしかった」と自信を持って振り返り、後輩たちには「国立に行ってほしい」との言葉を残した。

 力は継承されてこそ上積みされる。3年生に「ありがとう」と感謝された宮沢は「頂点を目指して、もっとうまくなって戻ってくる」と決意を強めた。次期主将候補のDF近藤大輔(2年)は「3年生には点を取られても取り返すメンタル面を学んだ」と恩返しを誓った。8強には届かなかったが、手応えはあった。「選手は一生懸命やった。大谷らしいサッカーができた」と加藤監督。指揮官が50歳の節目を迎える来季、北の名門は完全復活を果たす。【井上学】

[2007年1月4日9時5分 紙面から]


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