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スピードスケート清水、5度目五輪狙う
現役続行を表明した98年長野五輪スピードスケート男子500メートル金メダルの清水宏保(32=NEC-白樺学園高)が、ジャンプ原田雅彦を視野に入れた。世界記録の奪回を当面の目標に置いたが「やるからには(2010年)バンクーバー五輪」と、将来的な意欲も示した。
トリノ五輪は同種目18位と屈辱的な敗戦だったが、男子最年長選手として、同競技では長野五輪の青柳徹に並ぶ4大会連続4度目の出場を果たした。4年後の次期五輪出場が実現すれば、同競技では男女を通じて史上最多の5度目。冬季競技でもジャンプの原田、葛西に並ぶ最多になる。
最年長スケーターの自覚が、高いモチベーションを支えている。企業の撤退により、有力選手でも就職先を探すのが困難な時代。スケート界全体にも目を向け、現状に大きな危機感を抱いている。第一人者として、競技環境の改善にも力を注ぐ考えがある。
トリノ五輪後、24歳で競輪学校に合格した牛山貴広を例に挙げ「実際、スケートでは食ってはいけないと、トリノが終わってから競輪転向を表明した選手がいる」と寂しそうに話した。スケート界の改革も考えながら、元世界記録保持者の清水が自らの限界に挑戦する。
[2006年3月28日8時8分 紙面から]
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