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女子100m障害で寺田が道記録V2/陸上

女子100メートル障害を制し、仲間の祝福に抱きつく寺田(右)
女子100メートル障害を制し、仲間の祝福に抱きつく寺田(右)

<陸上:高校総体北海道予選>◇23日◇函館・千代台公園陸上競技場◇女子100メートル障害決勝

 陸上の女子100メートル障害で寺田明日香(恵庭北2年)が今季国内高校1位の13秒80で2連覇を飾った。準決勝で北海道高校新の13秒95を出し、決勝では北海道記録を6年ぶりに塗り替えた。昨年、1年生でインターハイを制した逸材は、「調整途上」の全道大会で早くも全国V2の手応えをつかんだ。

 寺田が衝撃的な強さでV2を達成した。スタートから9歩目、最初のハードルを跳ぶ時すでに先頭。そこから長い手足を使ったハードリングで差を広げ、13秒80でゴールに飛び込んだ。準決勝で道高校記録の14秒21はクリア。決勝では、沢田栄美子(札幌陸協)が00年日本選手権で出した13秒92の北海道記録も大幅に更新した。

 昨年のインターハイ女王だけに、目標はあくまで全国。この道予選はピークにはほど遠い「調整途上」での臨戦だった。それでもあっさり今季高校最高タイムで駆け抜けた。札幌地区予選で13秒75を出したが、追い風参考記録にとどまった。この日は風も味方にし、追い風1・9メートルで公認。「やった! って感じでした」と満面の笑みを見せた。

 その強さを中村宏之監督(61)は「100メートルが速い選手もハードルがうまい選手もたくさんいるが、どちらか片方だけというのが多い。寺田は両方すぐれている」と言う。父はハードルで、母は短距離でともにインターハイに出た。天性のハードラーとして生まれたといってもいい。

 ずっと守っていることがある。レース直前、ほおを2度パンパンとたたくことと、間食に菓子類を取らないことだ。ほおをたたくのは「緊張感を解き、気合を入れるため」で、1年前からずっと続けている。菓子類を取らないのは太ることの予防。「代わりに毎日、かりかり梅を口にしているんです」と笑う。

 全国V2へ視界良好だ。この日はテレビカメラにも追われたが、全くプレッシャーとしなかった。「多くの人に見られている方が力が出る。期待される方がいいです」と強心臓ぶりも発揮した。道陸上界初のインターハイ3連覇へ、夢の第2幕が待っている。【本郷昌幸】

 ◆寺田明日香(てらだ・あすか) 1990年(平成2)1月14日、札幌市生まれの16歳。札幌平和通小4年から陸上を始める。昨年は全国高校総体100メートル障害と国体少年B100メートル障害で全国2冠達成。100メートルの自己ベストは12秒24。166センチ、51キロ。血液型O。

[2006年6月24日8時56分 紙面から]

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