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男子は札幌山の手が涙の初切符/高校駅伝

札幌山の手は梶山監督を胴上げして初優勝を喜んだ
札幌山の手は梶山監督を胴上げして初優勝を喜んだ

<北海道高校駅伝>◇20日◇札幌・豊平河川敷マラソンコース◇男子42・195キロ、女子21・0975キロ

 男子は札幌山の手が初の優勝杯を抱き締めた。陸上部の指導を手がけ9年目、監督就任8年目の感激に、梶山一樹監督(35)が「最高です、こいつら」と男泣き。98年の初出場以来、2位が1度、3位が2度。待ちに待った初の頂点は、1区から1度も先頭を譲らず2時間11分39秒でつかみ取った。

 雑草軍団を独自の視点から鍛え上げた。チームに北海道中学でのメダリストは皆無。1区の小寺貴大(3年)は3000メートル10位で勧誘を受け「1、2位の選手じゃないのに…。先生についてきて良かった」と感謝する。「成績より走り方。高い腰の位置、腕の振りとリズム感を見た」という就任当初の方針は今も変わらない。

 元ユニバーシアード代表で、かつては選手を「力」で引っ張った。今は選手と一緒に食事に出かけ、風呂に入るなど「心」で引っ張る。「先生がより生徒に近い存在になった」と小寺。駄目だ、とけなすのではなく、褒めて良さを引き出す。雑草がいつしか大きな自信を持つようになった。

 道駅伝界に新たな1ページを刻み込んだ山の手は、全国高校駅伝(12月24日、京都)でも全員の総合力で戦いを挑む。【本郷昌幸】

[2006年10月21日9時20分 紙面から]


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