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白樺学園出・小林短距離2冠/Sスケート

1000メートルを制し、500メートルと合わせ短距離2冠を達成した小林
1000メートルを制し、500メートルと合わせ短距離2冠を達成した小林

<スピードスケート真駒内選抜>◇最終日◇26日◇札幌・真駒内屋外競技場◇男子1000メートル

 男子1000メートルで、同種目日本記録保持者の小林正暢(26=ムトウ-白樺学園高)が1分13秒97で優勝し、25日の500メートルと合わせ短距離2冠を達成した。昨季は腰と首を痛めトリノ五輪代表から落選するなど不本意なシーズンに終わった。今季は所属先を替え、復活を目指している。

 心身ともに強さをアピールした。10月の全日本距離別選手権で転倒したため、早い組でのスタート。他選手のタイムなど目標はなかったが、「平常心を保って滑った」と自分の滑りに徹した。終わってみれば、2位斉川史に0秒29差をつけ、短距離2冠を決めた。

 今大会は自信を取り戻すための舞台だった。2シーズン前の05年世界スプリント1000メートルで1分8秒28の日本記録を出し総合4位に入った。しかし昨季は腰と首の痛みでトリノ五輪を逃した。4年に1度の大事なシーズンに表彰台に1度も上がれなかった。

 今春、札幌に本社を置くムトウに籍を移し、心機一転を図った。夏はスロー調整で体調を整えた。今季初戦だった日本距離別選手権で結果こそ出なかったが手応えをつかんでいた。「W杯に行かなくて逆に良かったかも。腰の不安がなくなり、良かったころの自分の滑りの感じをつかめてきた」と復調気配を口にした。

 慢心はない。前日に課題に挙げたスタートには、この日も反省が口をついた。200メートル通過ラップは36人中7番目。「これではW杯組に前半で差をつけられてしまう」と海外組を意識する。「今季中には7秒台を出して世界と戦いたい」。自身の記録を塗り替え、再び日本を代表して戦う意気込みを示した。

 ◆小林正暢(こばやし・まさあき) 1980年(昭和55)9月13日、安平町(旧早来町)生まれ。苫小牧光洋中から白樺学園高-明大-山形県体協を経て、今春からムトウ所属。高校3年時には高校総体で1000、1500メートルで2冠達成。明大2年のときに短距離に転向。W杯は04年コラルボ大会で初優勝。05年世界スプリント選手権男子1000メートルで日本新記録の1分8秒28を出す。家族は両親と弟。164センチ、70キロ。

 【男子】▽1000メートル (1)小林正暢(ムトウ-白樺学園高)1分13秒97(2)斉川史(信州大)1分14秒26(3)和田(日大-標茶高)1分14秒62

 【女子】▽1000メートル (1)加治木彩(八幡屋磯五郎)1分22秒65(2)新谷(竹村製作所)1分22秒94(3)溜井(岸本医科学研究所-帯広南商高)1分23秒30

[2006年11月27日9時11分 紙面から]


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