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女性を常に意識/竹本アイラさん

竹本さんのもとには「maM-caN」に賛同した女性が何人も訪れている
竹本さんのもとには「maM-caN」に賛同した女性が何人も訪れている

 連載・30代きらめきウーマン(1)

 いつまでもきれいで輝いていたい。女性ならば誰しも持っている願望だろうが、果たして現実はどうだろうか。30代に入って仕事、結婚、育児etcに疲れて、いつしか女性として「輝く」ことをあきらめてしまった方はいませんか。かく言う担当記者である35歳の私もその1人。今連載では、さまざまな分野で奮闘中の「きらめきウーマン」を紹介します。

 竹本さんは自身が担当するラジオ番組やHPなどで新しい女性のライフスタイルを提案し、主婦らのカリスマ的存在になっているが、実は育児ノイローゼ経験者だった。心身ともに疲れ果てていたドン底から立ち直り、約450人の会員を抱える主婦ネットワーク「maM-caN」の代表取締役として商品開発や、プランナーとして手腕を振るっている。

 「すべてに悲観的になっていたと思います」。19歳からモデルとして活躍。FMノースウエーブの人気DJだった竹本さんが長女結音(ゆいね)ちゃん(5)を出産したのは01年。初めての子育てに戸惑い、必要以上に神経質になってしまった。「よく眠っているだけなのに、育児本に書いてあるお昼寝時間より多いと心配で無理やり子どもを起こしてしまったり」。夫にもよそよそしい態度をとってしまい、擦れ違いが増えた。DJの仕事に復帰したが、若い子の台頭に「居場所がない」という不安に駆られた。

 30歳になり、立ち直りのきっかけをつかんだ。1歳になった長女とともに外出すると、友達ができた。キャリアウーマンや調理師、客室乗務員など。みんな同じ不安や悩みを抱えていた。「まだ仕事ができそうなのに、みんな子育てを優先している。才能をこのまま埋もれさせるのはもったいない」。

 自身のホームページで呼び掛けると、幅広い層の主婦が集まってきた。それが現在の「maM-caN」のスタートだった。育児ノイローゼに悩んだころ、子どもと外出時に不便に思った経験を生かし、商業施設などにベビーカー優先エレベーターなどの設置を提案した。模索していたDJの仕事も主婦DJとして雑誌に紹介され、リスナーから好反響があった。「男性からの反応が良くて、主婦としての目線で伝えればいいと分かりました」と新たな売りも見つけたという。

 「子どもができても女性として常に意識し続けること。これが私が輝くためのコツですね」。女性を簡単に「おばさん」とは呼ばせたくない。竹本さんのモットーである。【菅原由利子】

 ◆竹本アイラ 1972年(昭和47)9月27日、釧路生まれ。札幌武蔵女短大在学中からモデルの仕事を開始。その後OLを経て、テレビのリポーター、イベント司会に。97年に結婚後、99年にはFMノースウエーブのオーディションに合格し、同局でDJをつとめる。現在は「morning scope」(金曜午前6時~同9時)、「weekend scope」(土曜午前6時~同10時30分)を担当。04年に主婦ネットワーク「maM-caN」を運営する会社PLAN-Aを立ち上げる。家族は夫と1女。

 ◆主婦ネットワーク「maM-caN」(マムキャン) 家庭と仕事、両方を楽しめる社会を目指すネットワーク。主な事業内容はインターネットによる情報サービス業、主婦を中心にした各種のイベント企画の製作。商品開発ならびにマーケティング請負業務を行っている。今年沼田町特産のトマトを使ったトマトソース「ママのマジックトマトソース」などを開発し、商品化した。現在会員は道内外で450人が登録している。ホームページhttp://www.mam-can.com/

[2006年12月12日8時55分 紙面から]


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