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3人の力で渡部が初V/少年ジャンプ

最長不到の25メートルをマークした渡部
最長不到の25メートルをマークした渡部

<ジャンプ:札幌はまなすライオンズクラブ杯 全国少年大会>◇3日◇札幌・荒井山シャンツェ(スモールヒル=HS27メートル、K点25メートル)

 中学3年の部で、渡部弘晃(岩見沢緑)が25メートルの最長不到で優勝した。ライバル細田将太郎(札幌宮の森=2位)の6年連続優勝を阻止。団員わずか2人の美流渡(みると)少年団から初の五輪出場を夢見ている。

 7年連続7度目の出場で初優勝となった渡部は「昨日、美流渡の山で調子が良かった。自信を持って飛びました」と喜んだ。飛型点は細田と同じ54点。飛距離の50センチ差が勝敗を分けた。指導する黒山義行コーチ(64)は「ジャンプに対する勝ち気さ、勝負に対するこだわりが出てきた」とたたえた。

 創立29年目の同少年団で基礎からジャンプを学んだ。後輩の岡本厚仁(岩見沢緑中1年)と黒山コーチ手作りの50メートル級ジャンプ台で1日2時間、20~25回は飛び、同世代のトップ選手に成長した。2年後、岡本の卒団と同時に同少年団は31年に及んだ活動を終える。

 この春、渡部は札幌日大への進学を予定している。黒山コーチは「あとは本人の努力次第」と、より自覚を促す言葉を送った。当人も分かっている。「五輪に出て活躍して、コーチに恩返ししたい」と飛躍を誓った。【白船誠日】

 ◆北海道内のジャンプ事情 競技人口は札幌五輪開催の70年代をピークに減少を続けている。最盛期20チームほどあった少年団は現在11チームに。当時100人ほどいた選手数も半減している。この日の大会に出場した(登録のみ含む)中学生は道内17人、道外26人。道高体連の調査によると06年度の高校生選手は8校22人にとどまっている。

[2007年1月4日9時6分 紙面から]


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