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北海道一から日本一へ/競輪菊地圭尚

- 福島・いわき平競輪場で正月返上でトレーニングに励む菊地
連載・新春ピープル07 昨年プロスポーツ大賞新人賞受賞
昨年日本プロスポーツ大賞新人賞(自転車部門)を受賞したプロ競輪選手、菊地圭尚(26-知内高出)が、13日からの大宮記念(G3)で今年最初のレースに臨む。04年にデビューし、史上最短の89日でS級に昇格。昨年は、北海道所属56人のトップとなる賞金2936万円を稼いだ。競輪界の頂点を目指して、今年を「挑戦の年」と位置付けている。
12月29日で06年のレースを終えた菊地は、正月を福島のいわき市で迎えた。地元の函館競輪場が冬期間使用できないため、ほかの北海道の選手と同じように、いわき平競輪場で練習に励んだ。昨年賞金ランク3位の山崎芳仁(福島)と1日6時間、自転車、筋力トレーニングなどをこなした。
「だれよりも負けず嫌いなところが自分の持ち味。練習でも勝てないと悔しくてたまらない。それを力に変えたい」と話す。今年は新たに京都に遠征し、高いレベルに身を置き精神面の強化を図る。「村上博幸さん(S級)に強くなりたいなら京都に来いと言われた。多くの強い選手とやってどんどん自分に刺激を与えたい」と意気盛んだ。
昨年は、全国の競輪選手3611人のうち69位となる2936万円の賞金を獲得した。デビュー3年目で、北海道所属56人の中でトップになった。日本プロスポーツ大賞新人賞も獲得したが、現状に満足はしていない。「自分に半信半疑な面があったし、気持ちの弱さがあった」と振り返る。暮れのビッグレース、G2ヤンググランプリ(京王閣)では、絶好のレース展開にもかかわらず3着に敗れた。「取れるレースを確実に取れないのは、心の弱さがあるから」と反省する。
競輪選手を志したとき、競輪学校の試験に4度失敗し、5度目で合格した。負けん気と向上心は人一倍だ。「挑戦の年」とする今年、具体的な数字は掲げないが「いずれグランプリを目指したい」という目標はある。昨年の競輪賞金王は、グランプリを制した有坂直樹(秋田)で、1億9148万9111円を稼いだ。「1番」を目指す菊地にとって、チャレンジャー精神を失わない材料はたくさんある。【松末守司】
◆菊地圭尚(きくち・けいしょう) 1980年(昭和55)4月2日、京都生まれ。知内高時代は野球部に所属し2年夏、3年春に全道大会でベスト4進出。03年5月に競輪学校に入校。04年に89期生としてデビュー。史上最速の89日でS級に特別昇進。05年最優秀新人賞、06年日本プロスポーツ大賞新人賞受賞。師匠は大橋秀人。06年は出走87回1着20回、2着14回、3着11回、着外42回。家族は両親と兄2人。177センチ、89キロ。
[2007年1月5日9時1分 紙面から]
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